学習

インターネットのデメリット(欠点、短所)とは?~ その問題の解決策~

投稿日:2018年7月26日 更新日:


インターネット、デメリット、欠点、短所、問題、解決策

 

今や、インターネットがなければ不便な時代になりました。

 

インターネットに関して、様々なデメリットがあります。

 

今回取り上げるのは意外かもしれませんが、「リンク」です。

 

どのサイトにも必ずいくつもありますが、読み手にとってとんでもないデメリットをはらんでいるのです。

 

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リンクのデメリットとは?

2001年のアルバータ大学の研究者たちは、被験者70人にモダニズム作家のエリザベス・ボウエンの短編[魔性の夫]を読んでもらった。(1)

 

片方のグループには直線的なテキスト形式で、もう片方のグループにはウェブページで見るような、リンクがついた形式でで読んでもらった。

 

その結果、リンクがついた形式で読んでもらったグループの方が、その物語を読むのに要した時間は長く、彼らにインタビューを行うと彼らは読んだ内容について混乱してあやふやになっていた。

 

また、直線的なテキスト形式を読んだグループでは、そういった問題を報告したのは1割しかいなかった。

 

そして、リンクの付いた形式で読んだ一人は、「物語は非常に飛躍の多いものだった。それがハイパーリンクによって生じたものかはわからないが、リンクを選択すると突然話のながらがおかしくなり、全く新しい考えに飛び移った感じがしてついていけなかった」と不満を言った。

 

それから二度目の実験で、ボウエンロリ短くシンプルな作品、ショーン・オフェロンの[鱒]を用いたもので行ったが、結果は同じだった。

 

ハイパーテキストの読者は、今回もテキストを追うのにより大きい混乱を経験した報告し、物語の筋道やイメージについての彼らのコメントは、直線的なテキストを読んだ人たちよりも、詳細を欠き、不正確なものだった。

 

研究者たちは、「ハイパーテクストは集中した私的な読み方をしないように勧める」結論付けた。

 

つまり、内容よりハイパーテキストの機能と仕組みに注意が向いてしまっているので、内容が頭に入ってこないのですね。

 

リンクの弊害!

2000年のユタ大学の研究者たちは、被験者をコンピュータの目の前に座らせ、相反する二つの学習理論について書かれた二つのオンライン論文を評論してもらった。(2)

 

一つ目の論文は「知識とは客観的なものである」という議題で展開されており、もう一方の論文は「知識とは相対的なものである」と主張していた。

 

どちらの論文も形式は同じ。

 

同じように見出しがつけられ、それぞれがもう一方の論文にリンク付けされていて、読者が素早く二つの論文の間を移動して、論理を比較できるようにあった。

 

その結果、ページ間をクリックしてあちこち移動しながら読んだ読者よりも、ページを直線的に読んだ読者の方が、そのあとに行われた理解度テストでは、はるかに高い得点を記録した。

 

研究者たちは、「リンクは学習の妨げになる」と結論付けた。

 

リンクが多いと!?

また、アービン・チューという研究者も、ハイパーテキストが内容把握に及ぼす影響を見定める実験を行った。(3)

 

研究者は、被験者グループに同じオンライン文書を読ませたが、一節ごとに含まれるリンクの数を、それぞれ違うものに変えた。

 

その後、読んだ内容の要約を書かせ、多項選択式のテストを行うことで、読者の理解度を測った。

 

すると、リンクの数が多ければ多いほど、理解度が減少することがわかった。

 

被験者はリンクを評価してクリックするかどうかを決定するのに、より多くの知力と注意力を割かざるを得なかった。

 

そのために、読んでいるものを理解するのに当てる、注意と認知的リソースが減少してしまった。

 

研究者は、「リンクの数と、失見当識(自分が今いる場所がどこであり、いつであるかといった基本的状況把握「見当識」を失うこと)、また認知負荷の間には、非常に強い相関関係があることをこの実験では示している。読むこと及び内容把握には、複数の概念を関連付け、推論を引きだし、すでに持っている知識を活用し、主要なアイデアを統合することが必要とされる。それゆえに、失見当識や認知的負荷は、読むこと及び内容把握という認知活動の妨げになり得るのである」と言っている。

 

やっぱりリンクは欠点が多い?

2005年、カナダのカールトン大学付属応用認知研究センターの心理学者、ダイアナ・デステファーノとジョアン・ルフェーヴルは、ハイパーテキストを読むことに関する過去の研究38件を包括的に再評価した。(4)

 

そこでわかったのは、ハイパーテキストが理解度を減少させるという結論を、全ての研究結果から示されているわけではなかったが、かつて一般的だった「ハイパーテキストは豊かなテキスト経験につながる」という理論に対す裏付けはほとんどなかった。

 

それどころか、圧倒的多数の証拠が示していたのは、ハイパーテキストが意思決定と視覚処理を要求することにより、読みのパフォーマンスが損なわれることだった。

 

研究者たちは、「従来の直線的なテキスト提示と比較した場合に一層言えることである。ハイパーテキストの様々な特徴は、結局認知的負荷を増大させることになり、それゆえ、読者の能力を超えた作動記憶容量を超えたのかもしれない」と結論付けた。

 

ちょっと一言

リンクをクリックするほど、読解能力が減少してしまうということでした。

 

考え方としては、マルチタスクと同じでリンクがあれば、そこにも注意が引っ張られるので文書だけに集中ができなくなってしまうのだと思います。

 

だから、紙の本っていいのかもしれませんね。

 

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執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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