マインドフルネス

なんとなく体調が悪い!? ~病院に行く前に色々考えておくと良い心理学的な理由~

投稿日:2017年9月9日 更新日:


なんとなく、体調、悪い、病院

 

なんだか最近、体調が悪い。

 

病院に行ってみると、非常にまれな病気にかかっていますね。

 

早く治療しないと、手遅れになってしまいます。

 

な~んてこと、言われれば、フツーに誰だって焦ります。

 

焦ると、どうなるかと言いますと心理的に視野が狭くなり、思い込みが激しくなります。

 

この状態をマインドレスな状態と言います。

 

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いきなり宣告されると

心理学者、エレン・ランガーは「クロモシソシス」という架空の病気を使って、病気とレッテルの問題について調査。

 

クロモシソシスにかかると、いずれ聴力が衰えるという設定。

 

参加者には、これからクロモシソシスの検査を行うと告げ、病気についてのパンフレットを渡した。

 

ただし参加者、全員に同じパンフレットを渡したわけではない。

 

パンフレットには2種類あり、1つ目は「アメリカ人全体の80%がクロモシソシスにかかる」と書いてあるもの。

 

これを読んだ人たちは自分もかかる可能性は高いだろうと思うようになる。

 

もう一つのパンフレットには、「クロモシソシスはとても珍しい病気であり、アメリカ人全体の10%しかかからない」と書かれたもの。

 

これを読んだ人たちは、自分にはあまり関係のない病気だと考えるはず。

 

参加者を4つのグループに分け、3つのグループには「80%」のパンフレットを渡し、残りの1つのグループには「10%」のパンフレットを渡した。

 

「80%」のグループには、自分がクロモシソシスと診断されたらどうするかという質問もしてある。

 

「80%」のグループの方は、自分もクロモシソシスにかかる可能性が高いと考えているので、より真剣に情報を集めようとするはず。

 

つまりマインドフルな状態。

 

一方「10%」の方は、自分にはあまり関係のない病気だと考えているのでマインドレスな状態で受け入れるはず。

 

この実験では、全ての参加者に聴力検査を行い、全員に「あなたはクロモシソシスです」という診断を出す。

 

それから、病気のパンフレットに書いてある、様々な症状について、検査を行っていく。

 

すると、「10%」のパンフレットを読んだグループは、全ての検査で他のグループよりも悪い結果になった。

 

これはマインドレスになっているため、パンフレットに書いてある症状をそのまま受け入れ、信じていたからと研究者は推測。

 

医学の世界では、がんになっても、必ずしも死ぬわけではない。

 

それなのに多くの人は「ガンは死ぬ病気」というレッテルを張ってしまい、何も考えずにそれを受け入れてしまっている。

 

つまり自分には関係ないと思っていても、診断がきっかけで、結局診断通りになってしまうこともあります。

 

ですが実際には、診断は1つの可能性だって、絶対にそうなるとはだれも言い切れないはずです。

 

だから医者の言うことをマインドレスな状態で聞くと、それが正しく思えてくるという危険性があるということを忘れないことに越したことはないです。

 

権威のある人の言うことは説得力がそれだであるので、しかも、それを聞いてだんだん自分を正当化していく危険性についてもお忘れなく。

 

そう言われると・・・!?

心理学者、ロバート・アベルソンは学生と病気とレッテルの関係について、調査をした。

 

まず、普通の外見の男性が仕事の面接を受けている場面の動画をとり、それを同じ職場の医者たちに見せた。

 

医者の半分には、面接を受けている男性は「患者」だと伝え、もう半分には「求職者」だと伝えた。

 

動画を見た医者たちは、フロイト派の心理療法士と、行動療法士。

 

ちなみに行動療法士はレッテルに左右されない訓練を受けている。

 

動画の男性に「求職者」というレッテルを貼ると、フロイト派も行動療法士も、その男性はごく普通に振る舞っていると回答。

 

しかし、その男性が「患者」だと思って見ていたフロイト派たちは、異常な行動が見られるので治療が必要だと答えた。

 

しかし行動療法士は、患者だと思って見ていても、普通に振る舞っていると答えた。

 

人は一度レッテルを貼ると、それからはレッテルの証拠の裏付けばかりを探すようになる。

 

これを心理学では、確証バイアスといいます。

 

自分の言ったことや思ったことだけに関連する情報ばかりを集めてしまうというものです。

 

思い込みから抜け出すには?

どんな情報でも基本的にあいまいで、ほとんどがどちらの意味にもとれます。

 

そのため、「探しているものが見つかる」という結果になります。

 

この問題を解決するには、「自分は健康だ」と「自分は病気だ」という相反する二つの仮説を立て、それぞれの仮説を裏付ける証拠を探せばよくて、どちらも十分な証拠が集まります。

 

それらの情報を一見すると、矛盾している情報が現在の状態を正確に表しています。

 

言葉選びに敏感になり、状況ごとに適切な表現ができれば、自分の健康をコントロールできるはずです。

 

例えば、医者がある人に「末期」と診断してしまうと自己成就予言になる可能性もあるので、可能性の1つであると捉えることが大事です。

 

ちなみに自己成就予言とは自分が思っていることが現実なることです。

 

占いが当たるのこの可能性があるからです。

 

つまり「来年には、良い人が現れますよ」と言われれば、無意識にそういう人を探すという行動をして、良い人に出会うわけです。

 

そして、占いは当たったことになります。

 

ちょっと一言

マインドレスな状態では、心の準備ができていないので医者などの言うことを信じやすかったり、言われたことを鵜呑みにしやすいということが、上記の実験から分かりましたね。

 

それを防ぐにはいつでも自分にも可能性があると思っていれば、無意識に情報収集をするので心の準備ができるので極端に不安になることはありません。

 

つまり、マインドレスな状態は、言われたことが絶対で、論理を飛躍して勝手な結末を想像して、最悪な事態を考え、行動がそれに伴って、現実にそうなってしまうこともあります。

 

一方、マインドレスな状態は、自分も何かの病気になるかもしれないということを考えるので心の準備をするために、いろんな情報を集め、あらゆる可能性を考え、もしそうなったと告げられても、例えば医者の言うことだけが、全て正しいとは思わないのでマイナスになることを言われても、自分で判断ができ、より良い方向で考え、行動ができるのです。

 

これは別に病気に限らず、あらゆる可能性を日頃から想定しておくことが大事です。

 

できれば対策を考えておくと、なお良いです。

 

勉強でも、仕事でも、人間関係でも、何でもメンタル・コントラスティングという方法がかなり使えるのでそちらを参考に。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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