モチベーション

やる気にさせる心理学!インセンティブより断然【イメージ・モチベ―ション】

投稿日:2019年5月29日 更新日:


 

前に、金銭的インセンティブはほとんど役に立たないという記事を書きました。

 

じゃあ、どうすれば人にやる気になってもらうかというのが今回の話です。

 

ところで、みなさんはやりたくないなぁと思ったことをなんかいつの間にかやってしまい、充実感を得たってことありませんか。

 

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やる気にさせるイメージ・モチベーションとは?

デューク大学大学のアン・アリエリ―の研究チームは、イメージ・モチベーション(社会的な外発モチベーション)の作用を知るために、外的報酬がある時に社会的選択がどう影響を受けるかを調べた。(1)

 

研究チームは、慈善的寄付をする動機はイメージ・モチベーションで、寄付は他者に対して自分は良い人間であるサインを出す手段であるということを前提にスタートした。

 

ただ、寄付の見返りとして他にも恩恵があり、それが周知に事実なら、イメージ・モチベーションは弱まることはわかっていた。

 

つまり、慈善的寄付をしたという事実を広く周りに知ってもらえれば、善良な人間であるというシグナルになる。

 

反対に、寄付によって個人的恩恵を最初からみんなが知っている場合は、寄付行為の社会的シグナルの効果は低下するということになる。

 

これらの仮説を検証するために、チームは「クリック・フォー・チャリティ」という実験を考案した。

 

この実験では、参加者をランダムに2つの慈善事業にに分けた。

 

それは「良い」慈善事業(米国赤十字社)と「悪い」慈善事業(全米ライフル協会)。

 

それから参加者に、キーボードの「X」キーか「Y」キーを押すといった、単純な作業をしてもらうように頼んだ。

 

全ての被験者はこのキーを押すという単純作業に対して、所属する慈善事業への寄付という形で報酬を受け取った。

 

さらに、個人的恩恵が追加された場合の影響も調べるために、参加者を2つのグループに分けた。

 

仕事ができれば、自分も金銭的報酬が受け取れるグループと、追加の報酬は全くないグループ。

 

それぞれのグループはさらに2つのグループに分けられ、片方のグループは「クリック・フォー・チャリティ」での仕事の出来栄えを実験の参加者全員に公表され、もう片方のグループは仕事できは公表されず、参加者自身と研究者にしかわからないようにした。

 

その結果、キーを押した数で仕事の出来栄えを測定したところ、最も成績が良かったのは、「良い」慈善事業(赤十字社)のために働いている参加者だった。

 

その次の実験で最も成績が良かったのは、個人として金銭的報酬は受け取らず、かつ仕事の出来栄えを公表されたグループだった。

 

この理由は、自らの評価を高めるため(イメージ・モチベーション)。

 

一方で、最も成績が悪かったのは、個人として金銭的報酬は受け取らず、しかも仕事の出来栄えも公表されなかったグループだった。

 

そして、努力に応じて個人的に金銭的報酬を受け取ったグループは、一番成績の良いグループ(個人として金銭的報酬は受け取らず、仕事の出来栄えを公表されたグループ)ほどは頑張らなかった。

 

また、金銭的報酬は受け取った2つのグループでは、仕事の出来栄えを公表されたグループの方が、公表されなかったグループよりも成績が良かった。

 

やる気にさせたかったら、個人的な金銭的報酬よりもイメージ・モチベーションの方が良いみたいですね。

 

また、金銭的報酬はイメージ・モチベーションと両立するのですね。

 

ちょっと一言

今回は慈善事業でしたが、人にやる気になってもらいたいときはイメージ・モチベーションを使ってみては。

 

みんな自分の評価をためたいと思っているので。

 

ただ、多分、能力は均一くらいが良いかなという気がします。

 

上記の実験では単純作業でしたので、能力に差が出るものではありませんでしたのでイメージ・モチベーションが一役買ったと思います。

 

ところが、例えば会社でこれを直接使うと、やる気が反対に出ない人が出てくるのは目に見えています。

 

ですので、みんなが同じくらいできる能力があり、なおかつやる気が出ない時に使ってみるといいと思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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