今回は、長期的なモチベーションの上げ方についてです。
高校生とかならテストが終わったら、ゲームをやりまくろうみたいな感じでモチベーションを短期的に上げられると思います。
ですが、人生には長期的にやらないとできないことがたくさんあります。
「英語を話せるようになりたい」「ビジネスをしたい」など。
そういう時に自分にご褒美を与え続けても限界が来ます。
そこで、今回はご褒美などに頼らず長期的にモチベーションを自動的に上げ続けられる方法を紹介します。
自分と似ている人を見るだけで!?
ボルドー大学のタンギーバーナードたちは、エチオピアの田舎で自分たちと同じ境遇の人が成果を出すストーリーに触れることによってモチベーションが上がるのか調査した。(1)
まず、政府やNGOの支援なしに、農業や中小企業で成功した同様のコミュニティの人々に関するドキュメンタリーを見るために、現地の人たちをランダムに招待した。
被験者には、1時間かけて4本の動画を見てもらった。
どの動画も、貧しい暮らしをする人物が登場し、勤労と目標設定と賢明な判断によって生活を改善しようという様子が描かれていた。
動画を見る被験者たちも貧しく、1日1ドルも稼げていなかった。
また、読み書きもできず、地域には賄賂が横行して、病気も蔓延し、道路も整備されていなかったなど、たくさんの試練に直面していた。
そんな彼らが見た1本の動画では、ティバ・アドベラという女性が登場した。
動画の最初の方では、近隣住民が彼女を褒めやすシーンが映し出されていた。
「いつもせっせと重たい荷物を運んでいたのよ、妊娠中も一人で働いていたのよ」と一人が言う。
別の人は「彼女は少しずつ生活が良くなっていったんだよ」と言う。
最後に、アドベラ本人が登場した。
50kgの小麦を背負っていちばまで3時間歩いた話をした。
「私自身、ロバみたいに働いていました。けれどそのおかげでロバを買う余裕ができた。今ではニワトリや卵を売っている」と語った。
最後に彼女の夫が登場し、「妻は村の仲間のお手本です」と誇らしく語った。
一方で、プラセボグループはエチオピアの娯楽番組を視聴し、対照グループは単純に調査された。
その結果、ドキュメンタリーを見た被験者たちを6か月追跡したところ、たった1時間の映像で高い意欲を持っていたことがわかった。
ところが、プラセボ群または対照群では変化しなかった。
ベースラインでの願望が高い人ほど効果が大きかった。
また、貯蓄と信用行動、子供の学校への入学、子供の学校への投資に対する効果の証拠もあり、願望の変化が前向きな行動の変化につながる可能性があることを示唆した。
これは、理論が願望と同じように振る舞うべきであると考えられた。
また、仲間の影響が教育支出にさらに影響を与え、より多くの仕事とより少ない余暇を誘発することもわかった。
研究者たちは、「彼らの反応の範囲と性質にはおどろかされた」とコメント。
ちょっと一言
ということで、自分と同じような境遇でも、頑張れば報われるというストーリーを見るだけで十分モチベーションが上げられるということでした。
だから、そういう映画や小説を少しで良いんで触れてみると同じような効果が得られるはずです。
これは誰にでもできる方法なのですが、自分とピッタリな登場人物はいないと思うので、どこかしら共通点があるなくらいの感じのものでいいと思います。
後は、最初に苦労しているけど最後には報われる物語りを選んでください。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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