今回は、組織内の生産性についてです。
多分、多くの方が会社勤務をしているかと思います。
で、どんなに頑張っても生産性は時間とともに下がってきますよね。
それを回復させる一番手っ取り早い方法は休憩です。
ただ、休憩の取り方で生産性がだいぶ変わってくるようなのです。
生産性を向上させたいならお喋りを!
MITメディアラボのサンディー・ペントランドは、休憩と生産性の関係について調べた。(1)
対象者は銀行のコールセンターのオペレーターで、彼らに普段のヘッドセットのほかに、特性のバッジをつけてもらい、声のトーンから彼らが話す頻度まで幅広い情報収集を行った。
ところが、重要なのは会話の中身ではなかった。
実際、中身は分析対象ではなかった。
そのようなバッジをつけなければ測定できない隠れたコミュニケーションパターンを探った。
その結果、メンバーが直接交わすコミュニケーションが、チームパフォーマンスに大きく貢献していることがわかった。
視線を合わせ、活気のある言葉を交わして、質問したり笑い合ったりして相手の話を聞いたりする、ごく普通のお喋りだった。
一方で、シフトが始まる前の短い業務連絡やメールのやりとりは効率が良いかもしれないが、会話をしたり、噂話に花を咲かせたり、その場で問題解決したりといった機会にはならなかった。
実は、メールは最も価値の低いコミュニケーション形態であることがわかっている。
一見、そういう時間が無駄に思えてしまうが、彼らは気軽なコミュニケーションをして、メンバー同士の信頼関係を築いていた。
つまり、例えば会議中の無駄話や脱線すれば、和やかなムードが生まれ、問題点をすぐに見つけることができ、創造力も発揮しやすくなる。
こうすることで、一回の電話の対応が短くなり、銀行の利益にもなった。
銀行は研究者の提案に従い、チーム全員で休憩をとらせることにした。
そうすることで、コーヒーをのみながら話をしたり、メンバーとの交流が増え、情報交換ややり取りする仲間が増えた。
その結果、そうした休憩をとったことで、平均的な顧客対応時間をコールセンター全体で8%も、効率の悪かったチームではなんと20%も削減ができた。
これは顧客にとっても電話を待つ時間が短縮された。
そのうえ、和気あいあいとした職場の雰囲気づくりにも一役買った。
さらに、このアプローチを全面的に採用したところ、生産性が年に約1500万ドルも向上した。
ちょっと一言
要するに、社内でコミュニケーションができるとそれだけで生産性が上がるのです。
まぁ、人間って社会的な動物ですから、当たり前と当たり前ですよね。
そして、これは会社だけでなく、人が集まるところはどこでも同じことが言えると思います。
もちろん、全員が一緒に休憩をとるのは難しと思うので、ランダムに何人かで一緒に休憩が取れるようにするといいと思います。
ちなみに、ランダムにすると思いがけないことに気が付いたりしますので、それが良いのではないかと思っただけです
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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