組織心理学

集団心理の実験(事例)はメリットがなく、ただ怖い!?

投稿日:2018年9月27日 更新日:


集団心理、実験、事例、メリット、怖い

 

集団心理は集団があればどこにでも存在します。

 

タイトルに書いた「メリットがない」「怖い」というのはこれから紹介する場合のみのことです。

 

普通に集団で何かしている時は何の問題もありません。

 

ですが、思想などが極端な場合は危ないと思った方が良いと思います。

 

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集団心理の怖い実験!

2005年、シカゴ大学の研究者グループはコロラド州の住民63人を集めて、同性間結婚、差別是正措置、地球温暖化という3つの問題について話し合ってもらった。(1)

 

参加者の約半分はコロラド・スプリングス近隣在住の保守派の人々、残りの半分はボールダ―近隣のリベラル派だった。

 

参加者はまず、つの問題に関するアンケートに個人的な回答を欠いた後、10のグループ(保守派、リベラル派それぞれ5つのグループ)に分かれた。

 

各グループはそれぞれの問題に関して統一見解を得るために、若干時間をかけて討論した。

 

討論後、参加者は再びアンケートに答えた。

 

研究の結果、あらゆるケースで、同じ意見を持った人同士の討論は、研究が言う「イデオロギー的増幅」をもたらしていた。

 

参加者の見解は、より極端になり、より固定化した。

 

まず、リベラル派のグループは3つの問題全てに関して、よりリベラルになった。

 

保守派も同様に、より保守的になった。

 

次に、各グループの参加者たちの態度は、より意見の一致を見るようになり、多様性が減っていった。

 

両者の見解の相違はますます鮮明になっていった。

 

ところが、討論を始める前は、両者の参加者の間には共通する部分もかなり存在していた。

 

そして、討論後にはその共通部分はきわめてわずかになっていた。

 

この実験の主催者、シカゴ大学法学教授のキャス・サンスタインは著書「infotopia」で「同じ意見を持った人たちが群れると、その偏向は一段と悪化し、誤った認識を拡散してしまう。結局、討論が始まる前よりも、一層極端な意見の偏りを示すようになる」と説明している。(2)

 

最悪の場合「過激と狂信とテロリズムを植え付ける」ことになるかもしれません。

 

マサチューセッツ工科大学のエリク・ブリニョウルフソンとボストン大学のマハラ・ヴァン・アルスタインは、「元来の嗜好に合致しない情報を選別する公的権限(インターネット)を与えられた人たちは、仮想世界で派閥を形成し、反対意見から自らを遮断し、自分たちの偏向を補強するだろう。こうした傾向にいることは、既存の偏向を強めて硬化させるという誤った影響を持ちかねない。その影響は、平均的なグループを構成する人たちに及ぶばかりでなく、その平均的な人たちが極端に走るという過激化をもたらす」と論文で強調している。(3)

 

確証バイアスの強化版みたいなやつですかね。

 

ここまで行くと、もう自分が自分でなくなる気もします。

 

単純に恐ろしいですね。

 

ちょっと一言

同じ意見の人たちが集まると、極端な意見になりがちだということがわかりました。

 

ですので、まず極端な意見を持っている人たちにはあまり関わらないほうが良いと思います。

 

またそういう集団に入ると、意見が同じな場合、気持ちよくなっていつの間にか自分も極端な意見を持ってしまうことにもなりかねないので。

 

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-組織心理学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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