組織心理学

社会的に地位が高い人ばかり集まって話し合いをしたりするとどうなるの!?

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今回は社会的地位が高い人同士が話し合いをするとどうなるかという実験を紹介します。

 

まぁ、ほとんどの人はそういう場面に出くわすことはありません。

 

ですが会社の中で、上が決めたことに対して「なんで?」という疑問を抱くことは少なくないかもしれません。

 

どうやら、権力がある人たちばかり集まると話がまとまらいようなのです。

 

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地位が高い人ばかりを集めると話し合いはどうなる!?

カリフォルニア大学バークレー校のジョン・アンガス・ヒルドレスたちは、あるグローバルな医療企業の経営幹部たちを集め、グループに分かれてもらい、ダミーの候補者の中から最高責任者(CFO)としてだれを選ぶかを話し合ってもらった。(1)

 

ただ、グループに権力のバランスに変化を加えた。

 

一部のグループには大勢の部下を抱える最高幹部ばかりを集めた。

 

一方、残りのグループには彼らの部下のレベルの人たちを集めた。

 

そして、実験結果に既存のライバルが関係が影響しないように、各グループのメンバーはそれまで一緒に仕事をしたことがない人同士にした。

 

つまり、そうしないと過去のポジション争いでどちらが勝利したか、といったことが影響しないようにした。

 

その結果、グループで一緒に作業する場合、最高幹部を集めたグループは合意に達しないことが多く、他のグループよりもパフォーマンスが悪いことがわかった。

 

最高幹部だけのチームは64%が結論を出せずに終わったのに対し、地位の低い幹部だけのチームはその割合が15%に過ぎなかった。

 

グループに実務能力に4倍の差があった。

 

また、最初のタスクでランダムにパワーを割り当てられた人は、その後のタスクでグループで一緒に作業するときに創造性が低下した。

 

グループで一緒に働いた最高幹部たちは、これらのグループが現存する組織の実際の幹部で構成されている、または実験室でランダムに力を割り当てられた参加者である時も、難しい交渉タスクについて合意に達する可能性も低くなった。

 

最高幹部のグループは、グループ内の相対的なステータスをめぐって争い、タスクにあまり集中せず、お互いの意見を聞いたり情報をお互いに効果的に共有しなかったため、妥協点を見いだせなかったのでパフォーマンスが低下したことを示唆した。

 

ただし、最高幹部の人たちは、調整が少なくて済むタスクに取り組むときに効果的だった。

 

彼らはより創造的であり、他のグループよりも困難なタスクに長く耐えた。

 

ちょっと一言

最高幹部くらい地位が高くなってしまうと、話し合いがほぼできなくなってしまようです。

 

その反面、個人の力に依存するタスクならすごい力を発揮するのですね。

 

そう考えれば、立場によってパフォーマンスの発揮の仕方って違うのかもしれません。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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