今回は、反対意見のメリットについてです。
で、みなさんは友達とかとの会話や会社の会議とかで反対意見を言うことはありますか。
多分、あまり言わない、というか言えないかもしれません。
ただ、僕はどこでも平気で言ってしまいます。
というか、そもそも発言するのは自由ですから。
中には、僕みたいな人がいると思います。
そんな人に朗報です。
実は、反論には議論の質を高めてくれるのです。
反論は質を高める重要な動力源!
サウスカロライナ大学のシュヴァイガー・デビッドたちは、意思決定をする時に反論の効果を調べた。(1)(2)
まず、120人のMBA学生(平均年齢29歳)を対象として、グループによる戦略的意思決定に対する弁証法的調査(DI)、代弁者(DA)、およびコンセンサス(CO)アプローチの有効性を比較しました。
具体的には、反論役のいないチームの話し合いでは、メンバーが集まって自由に意見を出し合い、全員に発言の機会を与えられた。
彼らは、平等に意見を述べながらも合意に達することを目指した。
一方で、反論役を混ぜたチームの場合は、チームを2つのグループに分け、Aグループが問題を解決する策を提案し、Bグループがその提案に批判をするという形をとった。
つまり、こちらのチームは、主張と反論を繰り返しを通じて結論を出すことを目指した。
その結果、各チームが出した結論の質を専門家に評価してもらったところ、反論役がいるチームが出した結論の方が、はるかに質が高いという評価になった。
この理由として、反論役がいるチームの方が前提をあぶりだしたり、検証を慎重に行い、隠れていたリスクを明らかにし、選択肢を丁寧に吟味したから。
しかし、CO Sは、DIやDA Sよりも、グループと協力し続けたいという満足感と願望を表明し、グループの決定をより受け入れていた。
ちょっと一言
反論する人がいることで、みんなが気づかない思い込みにも気づけたりするんですよね。
ただ、ほとんどの集団はみんなが知っている情報だけを共有する傾向があります。
ですので、特異な情報を明らかにしたり、話し合われたりしなくなってしまうのです。
なぜ、チームで話し合うことが大事かというと、みんながお互いに知らない情報を持ち寄ることで誰も考えつかなかった策を考え出すことにあります。
ただ、共有情報バイアスが生じますと、こういう相乗効果は生まれないのです。
ですので、会議などをする時はできるだけ反論を取り入れるといいと思います。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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