組織心理学

チームワークを築き、高めて、発揮するために!~チーム作りに必要なこととは?~

投稿日:2018年6月3日 更新日:


チームワーク、築く、高める、発揮、チーム作りに必要なこと

 

ビジネスなどで、自分のチームを作る時、どういう人に仲間にしたらいいのか迷いますね。

 

やっぱり、気心知れた友達が良いかなと思う人もいるのではありませんか。

 

ですが、アイデア勝負、発想力が必要になってくるチーム作りをしたいなら、下の記事を読んでからにしてください。

 

もしかしたら、考えが変わるかもしれません。

 

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チームワーク、チーム作りに必要なこと

カーネギーメロン大学とマサチューセッツ工科大学の心理学者たちは、『サイエンス』誌に「最近、調査、マネジメント、その他様々な仕事がますますチームでやられるようになってきた(実際に人が集まってくる場合もあれば、バーチャルな共同作業もある)。そのため、どういうチームが優れているかを明らかにすることが以前にも増して、必要になってきた。この100年間に、個人の知能を定義し、体系的に計測することに関しては、心理学は目覚ましい発展を遂げた。我々は、彼らが個人の知能を測るために開発した統計的アプローチを、グループの知能を体系的に計測することに応用した」と書いている。(1)

 

ようは、個々人能力とは別に、チームで生まれてくる集合的知能というものがあるのか、ということです。

 

研究チームは、699人の被験者を集め、152チームに分け、各グループにそれぞれ異なる種類の共同作業を必要とする一連の課題を与えた。(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)

 

最初にレンガの有効活用について10分間議論し、ユニークなアイデアが出るたび1ポイントがもらえる。

 

次に、チームメイトがハウスシェアをしている同居人だと仮定して、1台の車でショッピングに出かけるという状況を仮定した。

 

各メンバーにはそれぞれ異なる買い物リストと、店ごとの価格表が与えられた。

 

点数を稼ぐには、各メンバーが自分が本当に欲しいものを一つ犠牲にして、、グループ全体の役立つものを買わなくてはならなかった。

 

また、ある大学のバスケットボール選手が教授に賄賂を渡したという状況を想定し、この教育上の問題に裁定を下す、という課題もあった。

 

メンバーの半数が大学側の利益を代表し、残りの半数が体育会の代理人になった。

 

そして、双方の利益を最大にするような裁定を出せれば、ポイントがもらえた。

 

どの課題もメンバー全員で取り組む必要があった。

 

課題ごとに異なった種類の共同作業が必要とされた。

 

あるチームはレンガの実に有効的な使い方を何十も思いつき、買い物の分担も難なくこなし、関係者全員を幸せにする裁定を下すことができた。

 

別のあるチームは、レンガの同じ使い方を違った言葉でいくつも列挙し、誰も妥協しなかったためにアイスクリームトフルーツループス(ケロック者のシリアル)しか買えず、一部の人をのけ者にするような裁定を下した。

 

そして、ある課題をうまくこなしたチームは他の課題も見事にこなした。

 

反対に、ある課題に失敗したチームはどの課題をやってもうまくいかなかった。

 

研究者たちは、あらかじめ、被験者個人の知能計測していて、個人のチームの能力とは比例しないことがわかった。

 

ようは、知能が高い人ばかりいても、協力しなければこなせない課題が簡単にできるというわけではないのです。

 

実際にこの研究では、知能の高い人たちのチームはよく、チームの比較的低い人たち人に負けていた。

 

研究者たちは、「良いチームを成功に導いたのは、メンバーたちの生まれつきの資質ではなく、メンバーたちが互いにどう接するかである。言い換えると、一番成果を上げたチームでは、メンバー全員がチームに溶け込めるような規範が支配していたのである」と結論付けた。

 

そして、研究者たちは『サイエンス』誌に、「様々な課題における集団の有能さをもたらすのは集団的知能という要因である。それを示す有力な証拠が得られた。集団的知能は集団それ自体の属性であり、メンバー個々人の知能とは無関係である」と書いている。

 

ようは、知能があまり高くなくても、チームに溶け込める規範があれば、集団的知能は上がるということです。

 

逆に、個々人の知能が高い人が集まっても、それがなければ、集団的知能はは下がり、うまく課題をこなせくなるということです。

 

その後、研究者たちはいくつかの優秀なチームの活動の動画を見直してみたところ、規範が同じではなかった。

 

研究リーダーのアニータ・ウーリーは、「彼らの行動は驚くほど異なっていました。あるチームはメンバー全員が頭脳明晰で、瞬く間に課題を公平に分担しました。別のあるチームは平均的な人の集まりでしたが、各人の長所をうまく引き出す方法を見つけていました。いくつかのチームには強いリーダーがいました。他のチームはもっと流動的で、メンバーが交代でリーダーを務めていました」と語った。

 

チームワークを築き、発揮する共通点とは?

その中で、優秀なチームに共通する行動が二つあった。

 

1、良いチームでは、メンバー全員がほとんど同じくらい発言していた。

 

研究者たちは、この現象を「発言の公平配分」と呼んだ。

 

課題によって発言する量は人によって変化はあったものの、結果的に、全員が同じくらい発言していた。

 

研究者たちは、「全員に発言するチャンスがあるチームは成果をあげます。一方で、特定の一人、または一つの小集団だけで発言しているチームは集団的知能が低下します。発話は常に公平である必要はありませんが、全体としては公平でならなくてはならないのです」と。

 

2、優秀なチームは「メンバーの社会的感受性が高った」。

 

つまり、メンバーたちの声の調子、自己抑制の様子、顔の表情などから、各人がどんな風に感じているのかを鋭く見抜く能力が高かった。

 

共感テスト

そして、社会的感性を測る方法に、共感テストというものがある。(10)

 

人の眼の写真を見せて、この人物が何を考えているか、どう感じているのかを答える。

 

この「眼を見て心を読む」テストの考案者、ケンブリッジ大学のサイモン・バロン=コーエンによれば、このテストが計測するのは「被験者がどれだけ他人の心の中に入り込めるか、つまりどれだけその人に『波長を合わせられるか』である」と。(11)

 

ちなみにテストはこんなのです。

チームワーク、築く、高める、発揮、チーム作りに必要なこと

 

チームワーク、築く、高める、発揮、チーム作りに必要なこと

 

実際のテストでは、4択で、例えば一番、右上の女性の場合は、「決意を固めている」「面白がっている」「びっくり」「退屈」です。

 

その結果、男性の場合、写真の人の感情を正しく見抜けるのは52%だったのに対し、女性は61%だった。

 

ウーリーの実験で成果を上げたチームのメンバーたちは、「眼を見て心を読む」テストの成績が平均以上だった。

 

人が動揺したり、のけ者にされていると感じているのを鋭く見抜けるようだった。

 

そして、彼らは頻繁に互いに何を考えているのかと訊き合っていた。

 

また、優秀なチームは女性の割合が高かった。

 

とにかく、相手が何を考えているのかみんなで共有するってことですね。

 

表情を読むのは女性の得意みたいなので、ビジネスでも何でも、半分かそれ以上の割合でチームに入れておくと良いみたいですね。

 

また、アイデアを出したかったり、問題を解決したいときはいろんな分野の人が集まると良いものが出やすいことがわかっています。

 

ですので、自分のチームを作る時は多種多様な人を入れてみては。

 

ちょっと一言

良いチームの共通点は、得意不得意などの分野によって発言の量は変わるが、トータル的には全員、同じくらいの発言をしていて、なおかつ相手の感情を読み取り、波長を合わせられるかということでした。

 

前に、双方の利益を最大化するためには「視点取得」が大事だよって話をしましたが、このことです。

 

今回は長くなりましたが、自分のチーム作りに活かしてみてください。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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