募金活動している人って、本当に人のためにやっているんだなと思います。
僕も、何度かやったことはありますが、これがなかなか集まらない・・・。
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はどうすれば、募金などが集まりやすくなるかということを紹介しようと思います。
数ではなくてイメージさせること!
ウィリアム・H・デーヴスジェスらは、ある問題(全く架空のもの)を解決するために、人々はどれくらい費用を投入するのかという実験を行った。(1)
渡り鳥は、工業用のオイルプールにはまり込むと、溺れてしまう。
そこで渡り鳥を助けるために、プールにカバーをかければ助かる。
しかし、それをするには、費用が掛かる。
さて、あなたなら、どれくらい募金してくれるだろうか。
という問いに対して、参加者をランダムにつのグループに分けた。
それぞれのグループには、同じ文面が手渡される。
しかし、第一グループは、2000羽の鳥の命が危機に瀕していると書かれてあり、第二グループには、2万羽の鳥の命が救われる、そして第三のグループには20万羽の鳥の命が危機にさらされていると書いてあった。
3つのグループが、支払うことをいとわないといった金額は、平均で、
第一グループ・・・80ドル
第二グループ・・・78ドル
第三グループ・・・88ドル
大して変わりはありませんね。
つまり、数より心が動くかどうかなんです。
「羽が真っ黒な原油に浸かって、羽ばたけないで疲れ果ててしまった一羽の鳥」というイメージ。
こう言われるとグッときませんか。
さらに写真やイラストを見せると、それ以上に想像しやすくなるので募金も集まりやすくなります。
良いか悪いか別にして、これが人の心の働きなんです。
ちなみにこういう実験を「スコープ無反応実験」と言いまして、他の問題でも繰り返し行われたそうですが、結果は同じで、数よりも感情に影響したということです。
ちょっと一言
募金でも義援金でも、よくテレビや街路地でやっていますが、どのくらいの人が困っているかを伝えるよりは、イメージしやすい写真やイラストを見せると、集まりやすいことがわかりました。
ちなみに、子供に募金をさせる時は、集まった分の一部を報酬としてあげることを約束するだけで集められる金額が増えるということが心理学的にわかっています。
また報酬に比例して、集められる金額が変わってきます。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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