説得

自分で選んだものさえ忘れているという事実

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美女

 

人間の記憶って結構いい加減なもので、例えば自分が何かを買った時でも、その時の理由とそのあとで聞かれた理由は違うっていうことが行動経済学の分野でわかっているんです。

 

それってマジックにも実は、使われているんです。

 

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人間の記憶って・・・

ルトン大学の神経心理学者、ペッテル・ヨハンとラース・ホールは、前年にBBCが制作した二人の番組の録画を流し、自分たちの新しいアプローチを示した。(1)(2)

 

ビデオは2人のうちのどちらかが、二人の若い女性の写真を男性、または女性の被験者に見せるところから始まる。

 

写真の女性は実験の前に同程度のもつ美しさだった。

 

彼らが写真を見せると、テーブルの反対側に座っている被験者は自分が魅力と感じる女性に指をさす。

 

次に写真がテーブルの上に裏向きにおかれ、選ばれた写真がテーブル上を被験者に向かって押しやられる。気に入った写真をもっとよく見せようということ。

 

「どうぞよくご覧になって、なぜその写真を選んだのか理由を聞かせてください」と2人は、各被験者に自分の選択の理由について考えるように求められる。

 

2人は、この実験を各被験者について、20回以上行い、美女を見定める被験者の意見をつぶさに書き留める。

 

実験では、毎回同じくらい美しい別の女性の写真が用いられる。

 

実験終了後、被験者には、まだ伝えられていないが、被験者が女性の好みを選んだあと、その女性を選んだ理由を聞く前に、2人の研究者は、、5回に1度の割合で2枚の写真をこっそり入れ替えていた。

 

そして、たいていの被験者はこのことに気付いていなかった。

 

結果、被験者が入れ替えに気付かなかった割合は3分の1にも満たなかった。

 

入れ替えがうまくいった場合、被験者は実際には入れ替わった別の写真を選択した理由について話しているということになる。

 

ある男性は、「僕はこっちの女性が良い。金髪が好きだからね」といった。

 

ところが、彼が最初に選んだのは黒髪の女性だった。

 

ある女性はイアリングをしていない女性を選んだといったが、今自分が手にしている写真を選んだわけではないにもかかわらず、自分が選んだと考えた。

 

つまり被験者は自分が手にした写真の女性を選んだ理由を説明しているというよりは、実際には自分が好まなかった女性を選んだ理由を説明していることになりますね。

 

結局、味も何も覚えてはいない

追跡実験では、スーパーマーケットの買い物客が2種類のジャムを味見して、「選んだ」容器のジャムをもう一度味わいながら自分が選択した理由を話した。

 

実は容器に仕掛けがされてあって、被験者は自分が美味しいと思わなかった方のジャムを熱心に褒めていた。

 

さらに研究者たちは、「魔法のアンケート」と呼ばれる新手法を用いて、調査に見せかけた質問をして、それに対する人々の答えを操作する。

 

参加者は道徳に関わるある特定の主張にどれくらい同意するかと尋ねられた。

 

例えば、「売春が合法化され、政府によって管理されているような民主的な国でも、セックスサービスを受けるのは道徳的に許されない」というもの。

 

実験の最後に、この意見になぜ同意したか、しなかったの理由を説明するように求められる。

 

この場合でも、得られた結果によると、参加者の大多数は、自分の答えが巧妙にすり替えられていることに気がつかず、自分の当初の立場と正反対の意見を支持する入念な論点を挙げることもよくあった。

 

これらの研究によって、自分がする選択の多くを正当化するという事実が見えて、人生を左右するような意思決定そのものというよりは、それらの決定が及ぼす影響のようですね。

 

ようは、後から出てきた情報の方に重きをおいてしまうのです。

 

他にも認知的不協和という心理効果があり、人間は矛盾を感じるとストレスになり、それを解消するために過去の事実を捻じ曲げ、現在の事実に矛盾しない理由を作りだしてしまうのです。

 

ちょっと一言

自分で選んだはずのものでも、「これを選びましたよね」と言われ、違うものを出されても、大方の人は、自分で選んだと思い込み、さらに、もっともらしい理由までつけてしまうことでした。

 

いかに人間の記憶って曖昧かということですよね。

 

ですので普段から自分はどんなものを選んでいるのかを注目するといいと思います。

 

「選びましたよね」と言われて、イエスと答えないためにも。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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