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予測力を鍛えるには?~先を見据える方法は確率論を学べばいい~

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誰でも、未来が見通せればなぁと思ったことくらいはあると思います。

 

で、いざ予測すると、全く当たらない・・・。

 

人間が予測するのなんて無理なんじゃないのって考えた人もいるのではないでしょうか。

 

ですが、予測はきちんとすればだれでもできます。

 

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予測力を鍛えるには?

ペンシルベニア大学とカリフォルニア大学バークレー校の心理学者、統計学者、政治学者のグループは、一般人を優秀な予測者に育てられるか試した。(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)

 

このグループは「良い判断プロジェクト」を自称し、専門家ではなく、数千人の弁護士、主婦、大学院生、熱心な新聞読者を集め、未来についての様々な異なる思考法を教える授業をインターネットで受講してもらった。

 

そのあとで、参加者たちに専門家と同じ外交に関する質問に答えてもらった。

 

「良い判断プロジェクト」は2年をかけてオンラインで授業を配信し、、参加者が予測するのを観察し、データを集め、誰がより良い予測をしたか、または異なるタイプの授業を受講すると行動がどう変わるかを調べた。

 

最終的な研究成果としては、たとえ短時間でも調査法や統計学の考え方を教えると、つまり未来についての様々な考え方を教えると、予測の正確性が上がった。

 

さらに、確率論を用いた考え方を教えると、未来を予測する能力は著しく上がった。

 

記者のチャールズ・デュヒッグに事実確認メールに応えてくれたドン・ムーアはこう書いている。「平均して、授業を受けた人はより正確な予測をしました。だが、その人たちのすべてが、受けない人より良かったというわけではありません」

 

記者のチャールズ・デュヒッグに事実確認メールに応えてくれたバーバラ・メラーズやフィリップ・テットロック、その他の「良い判断 プロジェクト」の監修者たちは次のように書いている。「われわれは、まず二つの異なるタイプの 授業を行った。一つは、確率論的思考教育で、もう一つはシナリオ教育であった。確率論的思考の ほうがいくぶん良い結果が得られた。そこでその後数年、われわれは確率論的思考にしぼることに した。授業は毎年改正され、地政学的思考を扱うものと、確率論的思考を扱うものに発展していった。……以下は授業の説明である。われわれは、最新の提言にもとづいて、確率論的思考教育と、 シナリオ教育に関する授業科目を作成した。シナリオ教育では、予測者に次のようなことを教えた。 新しい未来を生み出し、より多くの可能性を積極的に考慮に入れ、決定木を使用すること。一方で、 次のような偏った考え方は避けることを教えた。たとえば変化を過剰に予測したり、まとまりのな いシナリオを作ったり、1.0 以上となる、相互に重複せずもれのない可能性に、確率を当てること。 確率論的思考教育では予測者に次のようなことを教えた。過去の同様な事象とその可能性を考慮し たり、現存モデルや選挙投票や専門家チームから得た複数の平均的評価を考慮すること。また変数 が連続的な値をとるときは長い時間をかけて予測する。自信過剰確証バイアス、基準率無視のような判断の落とし穴は避けることを教えた。それぞれの授業科目は、参加者に質疑応答を行い、その理解度をチェックして決めた」

 

確率論的思考を教えるためにこれから何が起きるのか捉えるのではなくて、起こりうる一連の可能性として捉えることを教えた。

 

例えば、明日を、ずらりと並んだ一連の可能性として捉える。

 

それらの可能性が実現する確率はそれぞれ異なる。

 

このプロジェクトの監修者の一人で、コンピュータ科学を専門にしているライル・アンガ―は、「たいていの人は、未来について考える時、いい加減になりがちです。例えば、今年の休みは多分ハワイに行くだろう、というような言い方をします。行く可能性が51%なのか、それとも90%なのか。払い戻しができないエアチケットを買う時は大問題になります」と言っている。

 

自分の直感を頼るのではなく、きちんと統計的評価を行えることが重要だということですね。

 

予測力は確率論で決まる?

授業の中で、例えばフランスの選挙で二コラ・サルコジ大統領が再選できるかどうかを分析する課題があった。

 

この課題は、サルコジが再選する可能性を予測するためには、少なくとも3つの変数を持ちいらなければならなかった。

 

第一の変数は現職の強さ。

 

それまでのフランスの選挙で、現職の大統領の得票率は67%だったから、それに基づいて67%と予測することができる。

 

しかし、サルコジの人気は急落していたのでいくつもの世論調査で、サルコジ再選の確率は25%だと予測されていた。

 

また、その時のフランスは不況が長引き、経済学者たちはサルコジが45%しか得票できないだろうと予測した。

 

これらの3つの矛盾した可能性を、どうしたら1つの予測にまとめられるかを授業で教えられた。

 

「現職の強さ、支持率、経済成長率に基づいた3つの予測の平均を計算すればいい。3つのうちのどれか1つ、2つを重要視する理由がないのであれば3つを同等に扱えばいい」

 

(67%+25%+45%)÷3=約46%

 

これが最も基本的な確率論的思考。

 

これを複雑にすると、例えばサルコジの党がフランスの国民議会でどれくらいの議席を獲得するかと訊かれたら、専門家は議席獲得数はサルコジが再選する確率と連関していることを示す確率曲線を持ちだす。

 

このプロジェクト参加者たちに複数の確率を合体させ、いろいろな未来を比較するための方法を教えた。

 

矛盾するものもありますが、一つに統合することによって、より未来を予測しやすくなるのですね。

 

監修者たちの声

監修者だったバーバラ・メラーズは、「私たちは複数の未来について考えることに慣れていません。私たちはたった一つの現実で生きているので、無理矢理未来を複数の可能性として考えさせられると、不安になります。なぜなら起きてほしくないことについても考えなくてはならないからです」と言う。

 

そして、参加者に確率論的思考を教えただけで、予測の精度が上がったと、報告書は述べている。

 

また、外部の観察者は「確率論的思考を教わったチームが一番正確な予測をした。参加者たちはただの勘を確立に変換する方法を教わった。彼らはチームのメンバーたちと、確率をどう調整するかについて、毎日ネット上で議論した。例えば『現代中国の特性』といった大理論を持っても役に立たない。ごく些細な問題を複数の有利な点から見て、すぐに確立を調整することは非常に役に立つ」と言う。

 

このプロジェクトに関わったカリフォルニア大学バークレー校のドン・ムーアは、「今自分が恋人を愛している確率は100%だというのは大変結構なことだが、彼女に結婚を申し込むことになったら、その後30年間一緒にいられる確率を知りたくなるんじゃないだろうか。30年間互いを愛し合い続けるだろうと、100%の確信をもっていうことはできないが、愛し合い続ける確率、二人の人生の目的が一致する確率、子供ができると夫婦関係がどれほど変わるかを示す統計などを示すことはできる。それを自分の経験と照らし合わせて考えれば、未来予測の正確性が少し上がるはずだ。長い目で見るとこれはとても重要だ。たとえ現在、恋人を愛している確率が100%であることを知っていたとしても、未来について確率論的に考えると、現在は曖昧模糊としているが、長期的に見ると実は重要だという事物を通して考える必要がある。そうなると、自分に対して正直になくてはならない。その正直さの一つに、自分にはよくわからないことがあるということを認めることだ」と言う。

 

記者のチャールズ・デュヒッグに事実確認メールに応えてくれたドン・ムーアはこう書いている。「正確な予測をするには、高度な正確 性だけではなく、調整のとれた謙虚さを持つことが必要です。また過度の自信を持たないこと。未来を正確に予測することもあれば、そうでないときもあることを知っておくことが、理想です

 

ちょっと一言

正直、確率論なんか勉強するのは面倒だと思います。

 

なので、これから起きることを全部記録しておくというやり方が一番いいと思います。

 

Aさんと飲んでつまらなかったら、例えば10段階で2、Bさんと遊びに盛り上がって楽しかったら10とか。

 

内容は何でもいいです。

 

そして、例えば7以上の人しか会わないようにするとか自分で決めちゃいましょう。

 

そうすれば、難しい勉強なんかせず、楽しいことしか残りません。

 

だからといって、5年後、10年後まで続くかはわかりませんが。

 

きっちり予測をしたいなら確率論や統計学を学んでみては。

 

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-自信

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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