「生産性を上げるには」なんていう本はたくさんありますが、どれも似た通ったかで、結局どうすればいいの?って思ったりしませんか。
メジャーなのは、やることリスト、PDCAなど。
でも、それで本当に生産性が上がったと思う人はごくわずかの人ではないでしょうか。
やることリストは永遠に続き、PDCAはいつの間にかあいまいになり、何をやっているのからない状態に・・・。
そして、帰る時間はいつも12時過ぎで、ろくに休みも取れない・・・なんてことになっていませんか。
じゃあ、逆に無理矢理休んでみてはどうでしょうか。
仕事に大切なのは休息!?
今回の研究の対象の被験者は、経営コンサルタント会社の最大手、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)です。
その業界の中で、常にトップクラスを走り続け、大手企業のCEOたちの悩みを解決するためのサポートをしています。
解決策が早く提示できるほど、次の大きなプロジェクトを受注できるようになります。
つまり、そういう人たちは、常に高いリスクと激しいプレッシャーの中で働いているのです。
ハーバード・ビジネス・レビュー誌によれば、「研究者たちから『休息の効果を試すためにいくつかの実験に協力してほしい』と言われた時、BCGの従業員たちはショックを受けるとともに興ざめしていた。」と書かれている。
というのも、彼らには「休む」という発想がなかったので。
だからこそ、研究者たちは、休みをとらせれば、その前後で比較できるので恰好の対象にしたんでしょうね。
もちろん、説得するには大変だったようで。
中には、「その実験に協力することによってキャリアに傷がつくのではないか」と訴えるコンサルタントもいたようです。
1つ目の実験では、グループのコンサルタントたちは、「週の半ばに1日休みをとってください」と指示された。(1)
1日12時間以上、週7日働く彼らにとってみれば、怒りしかなかったでしょうね。
実験の間、社員は定期的に休日をとることにより、効率が上がると思い始めていたにもかかわらず、「チームのメンバーたちが週に1度休みを取ると、クライアントに伝えなければならないことに悩んでいた」
さらに、「仕事に支障が出たら、直ちに実験は中止しますから」と言った。
もう、焦りしかないようですね。
別の実験では、別のコンサルタントたちが、平日のうちの1晩だけ休むように指示された。
つまり、その日の午後6時になったら仕事は強制的に終了。
プロジェクトに緊急事態が起きようが、メールや電話がこようが、仕事に関わる一切のことが禁止された。
もちろん、反論が結構あったようで。
それから5カ月が過ぎたころ(実験が終わるころ)には、両グループともに、休日がほしいと訴えていた。
彼らはセルフケアの重要性を認識し、友人や家族との関係も改善していた。
さらに、生産性が格段に向上し、コンサルタント同士のコミュニケーションもスムーズになり、クライアントに対しても質の高いサービスを提供できるようになった。
そして、彼ら自身がこの仕事を長く続けたいと思っていた。
研究者たちは、「実験で休みをとったグループは、実験に参加していなかった人たちよりも、あらゆる面で自身の労働環境に環境に好印象を抱くようになっていた。しかも5カ月で」とコメント。
被験者たちは、大事なのは仕事のクオリティであって、とにかく時間をかければいいということではないことに気付いたようで。
労働時間を20%削減した結果、生産性がアップし、仕事に自信が持てるようになっていた。
ちょっと一言
僕は今まで仕事をしたことがないのですが、多分世の中には休みもなく働いている人もいると思います。
ですので、積極的に休みをとってみてはいかがでしょうか。
そうはいっても会社が休みをとらせてくれないんだよと言う方は、
仕事を辞めたい、会社を辞めたい!~意欲が湧く転職先とは!?~
を参考にしてください。
そして、やっぱ研究者ってすごいって思いました。
かなりの反論があったと思いますが、説得して研究を遂行してしまうのですから。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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