男女によって自信の格差があるらしいです。
過度な自信はろくな結果を生みませんが、躊躇して、行動ができないならそれなりの自信は持った方がいいと思います。
男性の場合は、自信を持つことにあまり抵抗はないようですが、女性は周りとうまくやっていくという感情が先行するのでなかなか、自信を持って行動できと言われています。
それにより、男女の成績に差が出てしまうなんてことも。
能力に差がなくとも自身に差があるから、結果に違いが生じてくるんです。
その原因は一種のバイアス(心の偏り)かもしれません。
自分を女性だと認識させられたグループは数学のスコアが悪く、女性たちにアジア人だと認識させたグループは、スコアが良かったなんていう研究もあります。
人間の心って言葉で簡単に左右されてしまうんです。
女の子は、理系が苦手だと聞かされ続ければ、能力に関係なくても、数学とかが苦手になってしまうかもしれなくなってしまうということです。
それがもしかして自信にも影響している可能性はあると思います。
自信さえ与えてあげれば
男女の自信の格差に興味を持っていた、ミラノ大学の心理学者、ザッカリー・エステスは500人の学生に、コンピュータの画面上で3D画像を再構築させるという一連の空間認識テストを実施。
それは、ルービックキューブを簡単にしたような形もので、いくつかのことを検証しようとした。
それは、「自信」は操作できるという考えと、ある分野において女性の方が男性より自信がないという考えを、ということ。
男子学生と女子学生の両方に一連の空間認識パズルを解かせたところ、女子学生の方が、男子学生よりもスコアが悪かった。
エステスは、実際に彼らの答えを見てみると、女子学のスコアが良くなかった理由が、彼女たちができるだけ多くの質問に答えようと試みていないからだとわかった。
彼女たちは、自分の能力に自信がなかったため、ただそれから逃げ出していた。
その後、エステスは彼女たちに、せめてすべてのパズルを解く努力をしなさいと指示。
すると、女子学生のスコアは大幅に伸び、男子学生とほぼ同じになった。
エステスは、別のテストを使って、全員にただ質問に答えるようにと伝えた。
すると、男子学生も女子学生も80%の正解率で、同程度の能力を示した。
ここでのポイントは、女子学生が確信が持てず、躊躇している時、女性は答えられるはずの質問を飛ばしてまで、自分の行動を押し止めようしたことが問題。
だが、行動を起こせば、たとえ、それが強制された行動だとしても、女性は男性と同じくらい結果を残せる。失敗するかもしれない恐怖心で挑戦しないだけであり、実際は何も心配することはないということです。
自信を確認すると
エステスは、再び別のテストをし、それぞれの質問の後に、答えに対する彼らの「自信度」を書くように指示。
すると、自分の答えに確信があるかどうかを考えなければならないだけで、彼らの能力は影響を受けてしまった。
女性のスコアは75%に下がり、男性のスコアはなんと93%に跳ね上がった。
いやー、如実ですねぇ。
ということは、女性のみなさんは確信などについて考えないで行動してみては?
成績が良かったと伝えるだけで
最後に、エステスは直接自信を増幅させることを試みた。
完全にランダムに選んだ何名かの被験者に、彼らが前のテストでとてもいい成績をとったことを知らせた。
それを聞いた男女は、次に飛躍的にスコアをアップさせた。
これは、自信に何ができ得るかということをはっきり表した検証結果だった。
自信は行動の燃料になり、パフォーマンスに大きな影響を与えてくれるということです。
まぁ、ピグマリオン効果と同じですね。
ちょっと一言
能力は同等なのに、男女によって自信に差があり、その結果にも影響してくるということでした。
一番手っ取り早いのは結果が良かったと褒められることです。
これはあくまで、自信を持たせるという観点からです。
それと、女性に限らず、男性だって自信のない人もいると思います。
そういう方は、
・嫌いなことでもたくさんの点に注目すれば、それが自信を持って好きになれる!!
このあたりを試してみるといいと思います。
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