社会心理学

罰則を科す意味はあるのか?~罰を与えると人の心理は変わるの?~

投稿日:2019年1月13日 更新日:


罰則を科す、意味、罰を与える、心理

 

現代では、たくさんの罰があります。

 

法律の中でも、「その罰はもっとだ」というものから「何でそんなことが罰になるの?」というものまで様々あります。

 

で、「その目的は世の中をより良くするため」というのが、全員の意見が一致しているところではないでしょうか。

 

では、世の中が良くなるような罰の与え方をすれば、良い結果がもたらされると思いませんか。

 

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罰を科すマインドセット!

チューリッヒ大学のエルンスト・フェールたちは、少し手を加えた公共財ゲームを使い、罰や罰に対する恐れがより良い行動を促すのかを研究した。(1)

 

まず、普通の公共財ゲームと同じように、参加者は他の全員が何をしたか知ることができた(ただ、他の参加者が誰かは全く知らなかった)。

 

今回のゲームの特別なルールは、参加者は自分のお金を使って、他の参加者からお金を奪うことができた。

 

具体的には、前回誰かがお金を出さなかったことに気付いた人は次の買いでお金を払えば、ずるをした人の所持金を減らせるというルール。

 

一種の第三者による罰。

 

で、大事なのは、この罰が利他的であるところ。

 

罰を与えることを選んだ参加者は、善い行いを促すため、お金を支払わなくてはいけないことを承知していた。

 

また、お金はどの参加者のものにもならなかった。

 

さらに、処罰者は罰せられた人とそれ以降ゲームは続けないので、罰せられた人が行いを改めたとしても、処罰者に個人的に得られるものは何もなかった。

 

その結果、それでも、80%の参加者が少なくとも一度は罰を与えた。

 

そして、多くの場合、平均を下回る額しか出さなかった人たちに向けられた罰は離脱問題を解決し、ほぼ全員がすぐにお金を出すようになった。

 

ちょっと一言

こういう利他的な罰は協力を促すのですね。

 

ですので、何かチームで誰かがずるをした時は、少し何かを犠牲にして告発するといいのかもしれませんね。

 

大事なのは、何かを犠牲にしても、チーム全体が良くなるための利他的な罰を与えることです。

 

そう考えると、今の世の中ってテレビや雑誌でも、ただ誰かを叩くことばっかになっているような気がします。

 

叩いて良くなるんだったらいいですが、そうはなってないと思います。

 

悪い奴を叩くことが正義だと思っている人たちがいる以上、世の中は良くならないのだろうと思います。

 

だって、それは利他的ではなく、利己的だからです。

 

誰かに罰を与える時はお金がかかりますなんて世の中になったら、わけのわからない叩き方をする人は減るだろうし、利他的な罰を与える人だけが残るので一石二鳥ではないかと思います。

 

少なくとも、今よりはいいと思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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