社会心理学

確証バイアスとは?~心理学の実験(具体例)と対策~

投稿日:2017年4月19日 更新日:


確証バイアス、心理学、実験、具体例、対策

 

確証バイアスとは、自分の気に入った情報や、それが正しいと思った情報だけを選択しがちで、他の(例えば自分とは意見が異なる)情報を避けてしまいやすいバイアスです。

 

例えば政治や経済など、何でもそうですが、いつも同じ著者の本を読んでいたりしませんか。

 

もちろん、バイアスとは無意識に働くもので、気づくことはほぼないです。

 

しかし、みなさんは確証バイアスを知りました。

 

知ったということは、バイアスを意識できるようになったということです。

 

バイアスに唯一、かからないようにするためには、そのバイアスを意識することです。

 

では、具体的に確証バイアスとはどういうものなのか見ていきましょう。

 

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確証バイアスとは自分の気に入った情報に目が行くバイアス!

2008年のアメリカ大統領選挙でorgnet.comのヴァルディス・クレブスはアマゾンで購入動向を分析。

 

その結果、オバマに好意的な本を買っている人は元々、オバマを支持している人であり、反対に否定的なことを書いてある本を買う人はオバマを嫌っている人たちだった。

 

つまり、自分にとって都合のいい情報を集めて、自分が思っていることを確認したいだけなんですね。しかも自分の信条などに反する証拠や意見を避けてしまうのです。

 

ちなみに僕の意見ですが、これは情報収集ではありません。

 

自分のたった一回の見解ですら確証バイアスに!

ミネソタ大学のマーク・スナイダーとナンシー・キャンターはジェーンという架空の女性について、1週間の行動記録を被験者たちに読ませるという実験を行った。

 

その1週間を通してある状況では外交的に、またある状況では内向的になることを見せた。数日後、被験者たちを2つのグループに分け、グループごとにある特定の職業をあげて、ジェーンがどの職業に向いているか考えてもらった。

 

第一のグループは図書館の司書に向いているかと尋ねられ、第二のグループは不動産のセールスに向いているかと尋ねられた。

 

司書と尋ねられたグループはジェーンの内向的な面を思い出し、不動産のセールスと尋ねられたグループはジェーンの外交的な面を思い出した。

 

その後、それぞれのグループにジェーンがもう一方の職に向いているかという質問に対して、被験者たちは最初の答えに固執してその職には向いていないと答えた。

 

この実験からわかるのは自分の記憶でさえ、確証バイアスの罠に陥りがち。

ついさっき思っただけのことなのに矛盾する点を忘れ、一致点ばかりに目が行ってしまう。

 

一貫性バイアスみたいですね。

人間は矛盾した行動は取りたがらないというバイアスです。

 

他にも2009年、オハイオ州の調査によれば、あるエッセイが自分の意見と似ている場合はそうでない場合より読む時間が36%長くなるんだって。

 

そりゃそうでしょ。意見の合う人でも本でも心地いいですからねと思う部分もあります。

 

対策としては、反対意見の情報にも意識して目を通したり、頭の中で反対意見を考えたりすると、確証バイアスに陥りにくくなります。

 

まとめ

確証バイアスは反対意見を探さず、自分の気に入った情報しか接しないと、何があっても自分の意見は変えようとしない、つまり盲目になってしまうということ。

 

僕の好きな科学だって絶対ではありません。実証されたり反証されたりの繰り返しで真理に近づこうとするのが科学です。

 

真理と言えばアインシュタイン言葉で、気に入っているのがあります。

 

『どんなに重要なことが小さくても真理に無頓着な者を信用してはならない』

 

良い言葉でしょ?

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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