みなさんは普段選挙に行っていますか。
全然行かない人も結構いると思います。
一方で、そういう人たちがいるから政治は変わらないんだと思っている人もいます。
と言ったところで、行かない人は行かないです。
それにはある原因があるそうです。
もちろん、これから紹介する研究はあくまで一つの事例ですが、どの国にも当てはまると僕は思います。
政治腐敗で選挙に行かなくなってしまう!?
オタワド大学のアルバート・チョンたちは、特に腐敗していると考えられる地、メキシコで研究を続ける政治学者たちと政治と選挙について研究をした。(1)
調査ではランダムに選んだ選挙区の有権者に、公金に違法に流用されたお金が占める比率を詳細に報じたチラシを提供した。
他の選挙区では、地方自治体の「社会インフラ」への投資について報じたチラシを有権者に配布した。
その結果、市長の汚職について情報を得た選挙区では、投票した有権者は少なく、現職者も新たな候補者も、ともに得票数が減っていた。
そして、政治が腐敗しているとわかった有権者は、結果として不誠実な役人に対抗しようとはしなかった。
研究によれば、むしろ政治に関わること自体を思いとどまるらしいです。
ということは、政治家は逆にやりたい放題やった方がすごく得だということですね。
一方で、国民が政治に参加する意欲がそがれるので、余計投票しなくなるということです。
ちょっと一言
まぁ、これはメキシコの話なので、そのまま日本に当てはまるわけではありません。
ただ、最近の日本の国政への投票率の低さはもしかしたら、汚職と関係しているかもしれません。
「どうせ、選挙に行ったって」みたいな感じで。
社会的な学習性無力感みたいなものですね。
学習性無力感というのは、無力を学習してしまうことです。
「どうせ一生懸命勉強したって成績が上がらない」、「イケメンじゃないからモテない」とかです。
こういう現象は努力をあまりせずに、先に無力を覚えてしまった結果、こういう風に思ってしまうのです。
個人の場合は自分でどうにかなりますが、政治の場合は自分の力でどうにもならないので余計に「面倒くさい」なんて思ってしまうと思います。
ですが、それが政治家たちの狙いだとしたら、逆に行くべきだと思います、僕は。
というか、とりあえず選挙はいつも行っています。
一票の権利があるので。
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