社会心理学

自分が興奮状態の時は相手が怒ったり、高揚している感情に引っ張られちゃう

投稿日:2017年9月18日 更新日:


注射

 

前に生活態度も感染するよというお話の中で、例えば、太っている人がいたら、自分まで太ってしまう確率が高くなってしまうことを紹介しました。

 

今回は感情です。

 

感情って自分の内面からわき上がるものだと思っていませんか。

 

実は感情も周囲から影響を受けていたりすることもあるんですよ。

 

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アドレナリンで怒りが感染する?

コロンビア大学の心理学者、スタンレー、シャクターとジェローム・シンガーは、心理学と生理学分野を交差するような実験を行った。

 

184名の被験者を集め、2つのグループに分け、アドレナリン化生理食塩水を少量注射した。

 

アドレナリン系の興奮剤(エピネフリン)はほんの少量で生理的変化を引き起こす。

例えば、心拍数や呼吸数、筋肉への血流が増加する。

 

ところが、同僚の生理食塩水を駐車しても何も変化は起こらない。

 

実験では、アドレナリンで生理的に興奮したグループと、生理食塩水のために何の変化も起こらないグループとの男性を比較した。

 

どちらのグループも実際には何を注射したかは知らされていなかった。

 

彼らは最初に、注射は「サプロキシン」と呼ばれるビタミン剤であり、実験の目的はそれが視覚に与える影響を調べることだと聞かされた。

 

というわけで、アドレナリンを注射された被験者はなぜ神経が高ぶっているのか自分でもわからない状態だった。

 

注射の後、被験者は別の部屋に案内され、視覚検査の前にアンケートに答えるように指示された。

 

2人並んで椅子に座り、、アンケート用紙に回答を書き込んでいく。

 

ところが、隣に座った相手もアンケートの中身もまともではない。

 

その男性は実は仕掛け人であり、アンケート用紙に向かい始めるとすぐに、怒りをあらわにして、アンケートの中身をこき下ろした。

 

質問を考えた相手を罵った。

 

対にアンケート用紙まで引き破って床にまき散らして、部屋を出ていった。

 

何が彼をそこまで激怒させたのか。

 

アンケートの設問が少々個人的すぎた。しかも侮辱的だった。

 

「あなたの親族の中で精神科の治療が必要な人は誰ですか」「ちゃんと入浴しないかシャワーも浴びない」

 

家族のメンバーは誰かと尋ねる問いもあった。

 

最後の質問は、

あなたの母親は(父親以外の)何人の男性と婚外交渉がありましたか。

  • 10人以上
  • 5~9人
  • 4人以下

 

もちろん、研究者は被験者の母親の不倫の人数を知りたかったわけではない。

 

仕掛け人の激しい怒りが被験者の感情に及ぼす影響を知るためだった。

 

結果は、生理食塩水を注射された被験者はほとんど怒った態度を見せずに、仕掛け人の逆上ぶりを、困惑した好奇心と苛立たしい諦めの入り混じった目で眺めていた。

 

一方、アドレナリンを注射された被験者は、激怒する仕掛人を見て、自分も怒りを覚えた答えた。

 

自分が興奮している本当の原因を知らないままに、仕掛け人の誤った外的手掛かり従い、自分が腹を立てているのは注射のせいではなく、アンケートのせいだと判断した。

 

高揚も!

条件を変えた別の実験では、異様なほどハイになった仕掛け人を隣に座らせた。

 

男はアンケートのフォルダーで塔の形を作り、紙飛行機を飛ばし。部屋の隅にあったフラフープを回す。

 

アドレナリンを注射された被験者は、仕掛け人の行動に加わっただけではなく、自分も同じように気分が高揚したと答えた。

 

このように、人間の感情の状態でさえ、自分では思ったようにコントロールできていないんですね。

 

怒りも高揚感も、アドレナリンの効果によく似た生理的症状を伴い、心拍数の上昇、同行の拡大、血糖値の上昇を引き起こす。

 

身体がそのような感覚を経験をしても、それを自動的にこの感情だと特定するわけではない。

 

むしろ、周囲を見て、その社会的手掛かりを頼りに、感情を表す多くの語彙の中から、どの語彙が目の前の状況に当てはまるかを決めてレッテル貼りをする(感情のラベリング)。

 

「この男が怒っていて、アンケートの質問も確かに不躾だ・・・だから、僕も腹を立てるに違いない」みたいな。

 

どの感情も完璧に自分だけの内面で起こっているわけではなく、周りの人たちから集められた情報に影響されて、自分の感情が成り立っているんですね。

 

周囲の人や状況と自分の感情は切り離しておけば良いんでしょうかね。

かなり難しいですが。

 

ようは副交感神経を優位にすればいいので呼吸をゆっくりして、それに集中すれば、引っ張られにくくなるとは思います。

 

ちょっと一言

体内にアドレナリンが放出されている時は、怒ったり、高揚したり、感情が高ぶっている人の近くにはいかない方が良いみたいですね。

 

じゃないと、自分もつられて同じような感情になってしまう恐れがあるので。

 

例えば、言い争いの仲裁に入るなら、まずはゆっくり呼吸してからにした方が良いと思います。

 

それに怒りは発散すると、維持されることがわかっているのでろくなことにならないのは目に見えています。

 

ほとんどの面で怒りはマイナスに働きますから怒らないほうが自分のためにも周りのためにもなります。

 

人間は話ができますから。

 

ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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