今回は成功し続ける人たちの特徴についてです。
とは言っても、これから紹介する研究はウィキペディアの編集者を対象にしたものです。
で、編集者たちは良かった記事に対して賞を贈れるらしいのです。
じゃあ、その称号をもらいやすい人たちってどんな特徴があるのというのが今回の研究テーマです。
賞をもらいやすい人たちって!?
欧州大学研究所のヴァン・デ・リートたちは、特定の人間が繰り返し成功するのは彼らが優れているのか、それとも特別な資源を持っているからかを調べるために、ウィキペディアを利用して実験を行った。(1)
ウィキペディアの記事は匿名の編集者が共同で書き上げるようになっていた。
特定のテーマについて専門知識を提供しようという、人たち。
定期的に記事を書く一部の人は良く知っていたが、その貢献が並外れて素晴らしいと見なす編集者にユーザーは感謝賞を送ることができた。
賞の目的は「ウィキ愛」、ウィキペディアのサイトによれば、「ウィキユーザー間の開かれた学び合いと相互理解の精神」を広めることにある。
編集者は誰でも、「バーンスター」と呼ぶ賞を誰にでも送ることができる。
そして、その賞に値するかどうかという基準もない。
バーンスターハは、重要な記事を頻繁に書く編集者を称える賞。
研究者たちは、まず編集者の中から、積極的に活動する上位1%の約2400人の編集者を特定した。
そして、その中からランダムに200人を選び、ランダムに2つのグループに分けた。
それから、両グループのレベルを同じにするために、ウィキペディアに対する貢献度が同等の編集者で構成して、実験を始めた。
実験では、研究者がどの編集者にも知られずに、一方のグループが成功し、もう一方のグループとの間に差が現れるように仕組んだ。
最初のグループの編集者全員にバーンスターを一つずつ贈呈して、第二グループには何も贈らなかった。
その結果、バーンスターを受け取ったグループは、受け取らなかったグループと比べて、記事を編集する生産性が60%も上がっていた。
さらに、バーンスターを受け取ったグループのうちの12人が、その後3か月の間に他のウィキユーザーから1~3つ受け取った。
一方で、バーンスターを受け取らなかったグループのうち、新たにバーンスターを受け取った人は 2人しかいなかった。
つまり、ランダムにバーンスターを受け取った人は、別のユーザーからバーンスターを受け取りやすくなっていた。
ちなみに、自信やコツ、資源のような要因は研究者があらかじめ排除しておいた。
それは、バーンスターを受け取った人が、グループ全体としてさらに努力をしたことは間違いなかったが、2~3つ目を贈呈された12人の編集者の生産性が他のメンバーと比べて上がっていたわけではなかった。
さらに、バーンスターを続けて受け取る要因になったのは、才能や編集したページの質、個々の編集者の熱意ではなかった。
グループのメンバーをランダムに選ぶことで、その可能性は排除されていた。
つまり、この実験では、努力と才能を要因とする可能性をなくし、それらのパフォーマンスとは無関係に、報酬が報酬を生むことを示した。
ちょっと一言
これって成功と一見関係ないように思ったかもしれません。
ですが、ツイッターなどの「いいね」がいくつか押されていれば輪をかけて押され、その結果フォロワーも増えることにもなり得ます。
今はネットで色んなビジネスがありますが、要するに「いいね」みたいなものをたくさん集めれば、それ以上に「いいね」を獲得しやすいのです。
ですので、記事の質などはあまり気にしないで、とりあえず「いいね」を集める目的で記事などを書いてみてはどうでしょうか。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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