社会心理学

一つの改ざんした研究がとんでもない被害を与えるということを知っておいた方が良いよという事例!

投稿日:2021年3月17日 更新日:


 

今回は、ある研究の改竄についての話です。

 

まぁ、改竄と聞くと、会社でのの不正をイメージする人もいるかと思います。

 

ほとんどの場合、ほとんどの人に関係ありません。

 

ただ、自分の身に降りかかる改竄もあるということも知っていた方が良いです。

 

これから紹介する事例を知れば、自分の頭で考えなくてはいけないと思えるきっかけになると思います。

 

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改竄した研究の果てしないデメリット!

1998年2月28日、イギリスの医療情報誌のランセットが、13人の研究者たちによる、自閉症と新三種混合ワクチン(MMR)(麻疹、おたふくかぜ、風疹)に関連があるという論文を発表した。

 

その中には、三種類のワクチンを組み合わせて投与すると腸に悪影響を及ぼし、免疫反応が表れ、一部の子どもには脳の発達に影響がでる可能性があると書かれていた。

 

その頃、自閉症と診断されるケースが世界的に増加していて、MMRワクチンを子供に接種させる親も増加していた時期ったのです。

 

そして、権威のある情報誌がそういうことを発表し、繰り返しそれが報道されました。

 

一方で、このワクチンと疾患との関係について調べた研究は初めてだったので、こういうコミュニティが詳しく検証るまで時間がかかりました。

 

もう一方では、世間を騒がせた情報の出どころは、ネット枠の中のたった一つの情報源(ランセットの論文)だったのに、人々はどこでもその話を聞くようになってしまったのです。

 

結局、その論文には重大な問題があることが判明した。

 

まず、根拠がその研究のために被験者として選ばれたのはわずか12人の子どもの症例だったこと。

 

そして、自閉症はワクチンの接種年齢と同じくらいの時期に診断されることが多いために、関連性があるように見えた。

 

ただ、12件のサンプルで判断し、因果関係は全くわかっていなかった。

 

記事では、因果関係ははっきりされなかったものの、因果関係はあると結論付けられてしまった。

 

さらに、研究者の一人、ウェイクフィールドは大規模なつい以下調査によって相関関係がはっきりするまでワクチンの接種は中止すべきだと主張した。

 

ところが、その研究自体に相関関係も因果関係も証明されていないという事実以上に大きな問題になった。

 

その理由は、ウェイクフィールドはワクチン製造会社を相手取った係争の顧問弁護士から献金を受けていて、利益相反として開示されるべき事実をランセット誌に報告していなかった。

 

2009年2月8日のサンディー・タイムズ紙で、ブライアン・ディアという人がそもそもデータは正確でなくて、実際の病院の記録と一致しておらず、改竄の記録と報告した。(1)

 

2010年、イギリスの維持委員会は利益相反の疑いを認め、ウェイクフィールドが不正を行ったことを認め、この研究によって小児患者の利益が損なわれたとして、医師免許をはく奪した。

 

2010年、ランセットはその論文を完全に撤回した。

 

そして、その頃には世界中で多くの医療機関がより多くの被験者で調査を行い、そのワクチンと自閉症の間に何の関連性もないことがわかった。

 

ところが、すでに多くの被害が出ていた。

 

1998年、最初の論文が発表された当初、イギリスで麻疹と診断されたのは74件だけだった。(2)

 

ところが、イギリスでのMMRワクチン予防接種はすぐに90%以上から80%に下落した。

 

WHОの調査によれば、2000年から2010年までのヨーロッパの2歳から12歳でワクチン接種を受けていない子供は約500万にもなった。(3)

 

ちょっと一言

改竄した研究者も悪いのは当然です。

 

ただ、ランセットも気づけなかったのかなとも思いました。

 

で、当然マスコミはニュースにするだけでその真意について考えてはなかったと思います。

 

これから、こういうことが日本で起きるかもしれません。

 

その時には、誰かのいうことだけを鵜呑みにするだけではなく、情報にたくさん目を通し、自分の頭で考えましょう。

 

そうすること以外自分を守る方法はないのですから。

 

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【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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