社会心理学

少数派が多数派の考えを変えさせる心理学!

投稿日:2019年5月10日 更新日:


 

どんな集団にも多数派と少数派に分かれます。

 

だいたいが多数派になびくと思います。

 

ですが、少数派のみなさんが多数派の意見を変える方法があるとしたら、知りたくありませんか。

 

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少数派が多数派に影響を与えるには?

アリゾナ大学のE・М・アルヴァロによって行われた研究で、人が自分のグループに対してどの程度影響を及ぼしているのかを明らかにした。(1)

 

この研究では、『同性愛者の入隊の反論』という過激な主張が書かれた論文が、アリゾナ大学の学生に配られた。

 

この論文の内容は、同性愛者の入隊を許可する法律への強い反対が見られる内容だった。

 

学生は3つのグループに分けられた。

 

一つ目のグループは、近隣のピマ・コミュニティ・カレッジの学生が書いたものとしてこの論文が渡された。

 

二つ目のグループは、参加者たちのクラスメートである、アリゾナ大学の急進的な小組織のに属する50人の学生が書いたものとして渡された。

 

そして三つ目のグル-プは、グループ内の多数派であるアリゾナ大学学生連合代表部の一人が書いたものとして渡された。

 

その結果、一つ目と二つ目のグループは、同性愛者の入隊についての論文を読んだことで自分の意見を変える人はいなかった。

 

ところが、グループ内の少数者の見解に触れたことで、後になって銃規制に対する参加者たちの態度に影響が出た。

 

三つ目のグループには同調が起きなかった。

 

この理由として、研究者たちによれば、多数派であってもグループの行動規範である準拠集団と意見の対立するメンバーだと考えられたためだという。

 

つまり、参加者は彼らを自らの同胞にとって重要なメンバーとはみなさなかったということ。

 

態度を変えた現象について、研究者たちはこれを『寛容性の契約理論』と名付けました。

 

グループ内のメンバーが内部のルールから外れた、少数派の立場をとった時、多数派のメンバーはそれを無意識にその少数派の立場を拒絶します。

 

ところが、グループ内のメンバーを簡単に無視することはできません。

 

組織などにおいては、グループの結束が何より重要だからです。

 

メンバー間の暗黙の契約の一部として、多数派は外部者によるような非難はせず、少数派の意見に耳を傾けます。

 

ですので、参加者はピマ・コミュニティ・カレッジという外部者の意見を簡単に退けたのに対し、アリゾナ大学のクラスメートの意見は聞かざるを得なかったのです。

 

また、寛容性の契約理論では、少数派は多数派が必ず意見を変えると期待してはいけません。

 

ですが、やってみる価値はあると思います。

 

その理由は・・・

 

意見を言ってから果報は寝て待て!

テキサスA&M大学の97件のメタ分析では、少数派がすぐに直接的な変化を引き起こすことはほとんどなく、変化は間接的に遅れて起こることがわかった。(2)

 

人々の様々な点での態度の変化はお互いに独立しているわけではなく、複雑に隣接する信念が変化し始めることがあるという。

 

例えば、上記の同性愛者の入隊と銃規制はよく関連付けられる銃規制などです。(3)

 

ですが、新年は互いに関連し合っているために、集団を不安定にさせます。

 

だから、もし集団の意見を変えさせようとするなら、すぐに変化がなくてもがっかりする必要はありません。

 

変化は後から間接的に訪れますし、必ずしもそうなるとは限らないので。

 

まずは、関連のあることに信念を変えさせ(実際変わらなくてもいいが)、それが本来変えさせたい信念を時間をかけていれば、変化を引き起こすこともあり得ます。

 

ちょっと一言

多数派だからと言って、意見を絶対に曲げないということないので、ぜひ上記の方法を試してください。

 

ポイントは仲間だと意識させて、本来変えさせたいこと関連していることをまず言ってみることで、それから本来の目的にしている意見を言ってみることです。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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