社会心理学

公正世界仮説がもたらすものとは?~いじめなどについての事例~

投稿日:2017年4月20日 更新日:


公正世界仮説、もたらすもの、いじめ、事例

 

仮に肌の露出度が高い若い女性が飲み屋でかなり酔っぱらって、帰り道を間違い、治安の悪い地域に迷い込み、襲われてしまったとしたら?(写真の女性とは関係ないです)

 

さあ、この女性が悪いのか?原因は自分にあるか?

 

ほとんどの人はイエスと答えるでしょう。

 

人は被害者を非難しがちで、自分はバカじゃないからそんな目に遭わないと信じたいみたいです。

 

だけど女性の件も被害者の行動と襲われることの間には因果関係も相関関係もないですよね。本来は加害者が責めらるはずが、「そんなに酔っ払ったお前が悪い」っていうことも、しばしばあります。

 

他にも雪山の事故のニュースを見ていて「なんでそんな雪山を行ったんだろう、(自分はそんな危ないとこは行かない)」みたいなことを誰かから聞いたことはありませんか。

 

よく言われる「自分の身は自分で守れ」というヤツです。

 

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公正世界仮説とは?

一方、ドラマや映画の世界では正義が勝つのはお決まりのパターンで、人はこうあってほしいと望んでいる。現実にも公正公平な世界だと信じる傾向のことを公正世界仮説と言います。

 

具体的にはいじめやお金のないこと、成績が悪い、他にもホームレスなどがあげられます。

 

人は他人の不幸に接した時、自業自得だと思う傾向があり、公正世界仮説は自分にありもしない安心感を与えてしまうのです。だから事実がどうであれ、関係ないのです。

 

間違ったことをしなければひどい目には遭わない、ひどい目に遭う人は間違ったことをしたからだという論理。

 

意味不明の一言です。

でもこれが心理学的にわかっているのです。

 

公正世界仮説がもたらすものとは!?

メルヴィン・ラーナーキャロリン・シモンズは72人の女性を対象に実験。ある女性が問題に間違うと、電気ショックで罰を与えらるという様子を被験者たちに見せた。実際は電気ショックを受けているふりをしているだけだが、被験者たちは知らない。電気ショックを受けていた女性について感想を聞くと被験者たちの多くは人柄や外見をけなし、自業自得だといった。

 

また別のラーナーの実験では二人の男性にパズルを解かせ、無作為に選ばれた一方の男性が圧倒的に多額の賞金を受け取るように指示。そしてそれを見てる人たちには完全に無作為に選ばれていると伝えた。その結果、賞金を受け取った人は頭が良くて、才能があって、パズルもはやく解け、仕事もできると見ている人たちは評価。

 

なおこの結果は他の心理学者たちがやっても同じだったようです。

 

公正世界仮説は子供だろうが!?

スウェーデンのリンショーピン大学のロバート・ソーン・バーグとスヴェン・クヌートセンの研究によると、10代の子供たちにいじめの原因について尋ねたところ、大半がいじめる側が悪いと答える一方でいじめられる側にも原因があると答えた子供たちはなんと、42%にのぼった。

 

どんな人でもいじめは目撃したことがあるはずです。そしてこう思いませんでしたか。何で反撃しないのだろう、何でだらしない服を着ているのだろう、何で堂々と振る舞おうとしないのだろうと。

 

いじめをテーマにした映画の中では主人公が決まって反撃しますよね。

 

研究によると、いじめが悪いのは分かっているが、それを変えられないと人は受け入れてしまうのです。まさに学習性無力感。

 

さらに傍観している生徒は自分も悪いと答えたのは21%だけで、さらに社会や人間の本性が原因だと考えた生徒はもっと少なかった。

 

このことから言えるのは自分から行動を起こさなければ何も始まらないということです。公正世界仮説を他人に力説したとこで何もなりませんし、完全に公正で公平な世界なんて存在しません。

 

ちょっと一言

人生は完全にコントロールできませんが自分の中でどうにかなる部分もかなりあります。そういうことを徹底的に探し、やり続ければいいのです。

 

被害者意識があったとしても、人は能力がないだけだと感じるか可能性が高いので被害を受けたというアピールはやめた方が良いみたいですね。

 

逆境で苦労する人もいれば、努力せず、贅沢に暮らしている人もいるのも現実です。

 

ですが、豊臣秀吉や岩崎弥太郎みたいにどん底からはい上がった人もいます。

 

それに比べれば現代は努力できる環境は十分整っています。後は努力すればいいだけです。

 

だからといって、何をどう始めればいいのか分からないに人のために、

 

まずは、とりあえずカテゴリー一覧で自分の興味のあるものを選んで読んでみてください。

 

自信をつけたいという人もいれば、コミュニケーション能力を高めたいという人もいて、十人十色です。

 

自分の興味がある記事を探して、読んで、実践してみてください。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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