自信過剰な人ってどこにいますよね。
っていう僕もいつの間にか自信過剰になってしまうんですよね。
心理学を勉強しているはずなのに(-_-;)
自信過剰になってしまう原因と特徴とは?
社会心理学者のマーク・アリックは、様々な実験を通して、人は他人と比べる時に、たいていの場合は自分の信念に都合よく変えてしまうことを明らかにしている。(1)
ちなみに、この現象を「平均以上効果」と言います。
ケンタッキー大学の社会心理学者、リチャード・スミスは、講義の中で再現した。(2)
まず、学生たちに以下の二つの質問に回答してもらった。
1、あなたはユーモアのセンスがどれくらいありますか。
1=普通の学生よりかなり悪い 2=普通の学生よりかなり良い
2、あなたの数学の能力はどれくらいありますか。
1=普通の学生よりかなり悪い 2=普通の学生よりかなり良い
回答が出そろったところで、他の学生たちに素早く集計してもらった。
100名以上の学生がいたクラスでざっと集計した結果、ユーモアセンスについての分布はあり得ない形をしていいた。
ほとんどの学生たちは自分を平均以上だと見なしていた。
・ユーモアセンス
1=〇人
2=1人
3=3人
4=5人
5=20人
6=60人
7=20人
(人数はだいたいです)
もちろん、ユーモアセンスは主観的な判断なので、その能力を高く見積もってしまうのです。
一方、数学の能力については、ユーモアセンスよりも極端に偏ってはいなかった。
それでもなお、学生たちは、自分の数学の能力を平均以上だと見なしていた。
1=2人
2=3人
3=5人
4=20人
5=25人
6=18人
7=10人
ようは、自分は他人より優れていると思いたいのです。
コメディアンのジョージ・カーリンは、この欲求について的を得た言葉を残しています。
「心当たりはないか?運転していて自分より遅い奴はグズで、自分より速い奴は狂人だって思うことに」
ですが、こうした心理が、人間の自尊心を健常なものとして維持するのに役立っているのです。(3)(4)
だからといって、客観的な視点を持たなければいいのかと言うと、そういうことではありません。(5)
人間にそういう特徴や原因があることを踏まえたうえで、自分の頭で判断することが大事なことです。
そして、ほとんどの人は一般人だからそう考えてしまうのは当然だと思ったかもしれません。
では、地位の高い人はどうなんでしょうかね。
逆にびっくりですよね。
普通の人より、客観的に自分のことが見えていそうな大学教授のほとんどが自分を平均以上だと思っているんですね。
この見方が正しければ、地位が上がるにつれて自分を観る客観性は失いがちになると考えた方が自然なような気がします。
また、学生もそこまでにないにしろ成績を偽ってしまいます。
メリーランド大学では、卒業生に大学生生活について調査し、結果を公式データと照らし合わせた。(7)
その結果、GPA(平均成績)2.5未満で卒業したと正直に報告した人は、実際は11%なのに2%にも満たなかった。
そして、44%が昨年、大学に寄付したと回答したが、実数は28%だった。
ちょっと一言
人間は、他人よりも自分が優れているという風に考えがちだということがわかりました。
ですので、自分の能力を測る時は数値化すると、わかりやすくなります。
もちろん、ユーモアセンスというセンスなんていうものは曖昧すぎます。
センスが良いのか悪いのか、それは主観なのでわかりませんが、例えば人を笑わせたいなら、今日は何人笑わせたかという数字で記録をすると、客観的な能力がわかります。
そうすれば、平均以上効果に飲み込まれず、正しい判断ができようになります。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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