社会心理学

人気順の音楽のランキングより人気順を外したランキングの方がダウンロードされやすい!?

投稿日:2020年12月14日 更新日:


 

今回は、音楽のランキングについてです。

 

まぁ、ランキングと聞けば、多分人気順になると思いますよね。

 

それはその通りです。

 

ですが、これから紹介する実験では、そういう人気みたいな要素を排除して行ったのです。

 

そうすると、意外なことが起こったのです。

 

多分、本当に音楽が好きな人にとっては嬉しい結果ではないかと思います。

 

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ランキングという人気度をなくすと!?

南カリフォルニアのアンドレス・アベリウクたちは、人気順ではなく本当に良い音楽をランキングさせるために、適応度と人気度とをシステマティックに識別するアルゴリズムを開発した。(1)

 

その有効性を証明するために、そのアルゴリズムを使って、実験を行った。

 

例えば、対照グループは「ウェント・ウィズ・ザ・カウント」という優れた曲を2位に選んだ。

 

一方で、数十人の被験者がさかさまのチャート票を見た時には、その曲が25位というかなり低い順位だった。

 

ところが、それほど低い順にもかかわらず、曲のすばらしさに気が付いた数人ガダウンロードをして順位が少し上がった。

 

それから、しばらくするとまた順位が変わり、次の十数人が見た時には、全く別のひどい曲が25位だった。

 

被験者たちは律儀にその曲を聴いたものの、ダウンロードした人たちはいなかった。

 

アルゴリズムは、その2曲のダウンロード回数の違いを捉えて、「ウェント・ウィズ・ザ・カウント」の適応度を上げ、後者の適応度を下げた。

 

そして、チャート票のそれぞれ違う順位にある曲のダウンロード回数を、頻繁にモニタリングすることで、アルゴリズムは全ての曲の真の適応度についてデータを集めていった。

 

つまり、研究者たちは被験者たちの選択と各曲の上がり下がりを使って、時間経過とともに現れる「ランキングの力学」を捉えようとした。

 

その結果、アルゴリズムはそれぞれの曲の適応度をはじき出した。

 

例えば、ダウンロード回数の最も低い曲の適応度は0.33。

 

一方で、対照グループで2位だった「ウェント・ウィズ・ザ・カウント」の適応度は0.43.

 

被験者たちに人気が高かったの「シー・セッド」は0.54だった。

 

こうして、社会的影響という不安定な要素を排除して、それぞれの曲本来の競争力を突き止めた。

 

さらに、ダウンロード回数にも影響が出た。

 

楽曲が人気順に並べてあった時は被験者たちがダウンロードした回数は5000回だった。

 

それに対して、適応度順に並べたリストを見た時のダウンロード回数はなんと7000回にものぼった。

 

つまり、ただ人気順の楽曲リストを見せられた時より、感性にぴったりくるリストを見た時の方が、ダウンロードボタンを押す回数が高かった。

 

ちょっと一言

ということで、こういうアルゴリズムを使うと本当に良い曲が上位にランキングされ、ダウンロード回数も増えたのです。

 

もちろん、実験なので多分ダウンロードにお金はかからないかったかもしれませんが、それでも40%も多かったので現実のランキングでもこういうアルゴリズムを使うことでよりダウンロード回数が増える可能性は高いと思います。

 

音楽好きの僕にとっても気になるところです。

 

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執筆者:



【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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