社会心理学

昔からある物語はどうやって世界に広がっていったの?という話

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今回は昔からある物語ってどういう風に世界に広がっていたのかというザックリした話です。

 

言語や文化の研究には、進化論的な長い歴史があります。

 

ダーウィンが生命の樹を描く何十年も前に、言語学者のウィリアム・ジョーンズは言語がどのようにして表れるかについて興味を持ったそうです。

 

これは「歴史言語学」と呼ばれる分野。

 

1786年、ジョーンズはギリシャ語、サンスクリット語、ラテン語の間の類似に気が付き、「この3つ全てを調べた歴史言語学者なら誰でも、これがおそらく今はもう存在しない何らかの共通の源から発生したと信じないわけにはいかないだろう」と述べた。(1)

 

つまり、それらの言語が単一の共通祖先から進化したことを示唆した。

 

ジョーンズ考えはのちに多くの学者に影響を与えたようです。

 

そこには研究熱心な言語学者だったグリム兄弟も含まれていました。

 

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物語の広がり方

彼らは民話の様々な変種を収集しただけでなく、言葉の使い方が時とともにどう変化してきたのかも調べようとした。

 

ダラム大学のジャミー・テヘラニたちは、さらにもっと幅広い物語を調べ、計275の民話の進化を追跡した。

 

その結果、物語によっては長い歴史がを持つことが明らかになった。

 

「ルンペルシュティルツヒェン」や「美女と野獣」のような物語の原型は、4000年以上前に生まれた可能性があった。

 

つまり、インド-ヨーロッパ語と同じくらい古く、それらの言語を通じて広がったと考えられた。

 

多くの民話はやがて広範囲に広がったものの、語り口には地域間のライバル意識の名残があることがわかった。

 

「地理的な近さは物語の分散には逆効果になっていたようだ。隣接する共同体の物語を取り入れるよりも、排斥する傾向があったと窺われる」と研究者たちは記載している。(2)

 

民話は、たとえ起源は別の場所であっても、国のアイデンティティと結びついていることが多い。

 

グリム兄弟は伝統的な「ドイツの」物語を編纂した際に、インドからアラブに至る他の多くの文化の物語との類似性に気がついたようです。

 

系統学的分析をすれば、ストーリーの拝借がどれくらいあったのかを確認できるようです。

 

研究者は、「どれか一つ国にの口承文学に特有なものは多くない。実際、非常にグローバル化されている」と言う。(3)

 

ちょっと一言

今に語り継がれている物語って、様々な歴史を経て今に至っているのですね。

 

そう考えると、そういう観点から歴史を勉強するのもすごい興味深いなと個人的には思いました。

 

 

 

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執筆者:



【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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