社会心理学

医療費を無料化すると45%も多く使ってしまうという実験!にもかかわらず・・・

投稿日:


 

生活保護を受けている方とかは医療費が無料だと思います。

 

当然、無料なのでそれだけ病院には行きやすくなります。

 

その結果、医療費が膨らむのは当たり前かなと思います。

 

だからといって、生活保護が悪いとかではなく、実際に人間は無料だとどのくらい使ってしまうのでしょうか。

 

スポンサーリンク
 

 

医療費が無料になると・・・?

1974年から1982年まで、非営利政策シンクタンクのランド研究所が5000万ドルを投じて、医療と健康の因果関係について調べた。(1)

 

まず、アメリカの6つの州から非高齢者の成人5800人をランダムに選択した。

 

各都市ごとに参加者は全員が同じ医師や病院にかかることはできるが、無作為に異なるレベルの医療助成があてがわれた。

 

一部の患者は全ての通院や治療が満額助成され、どれだけ医療費をかけても自分は一切お金をかけずに済む。

 

それ以外の参加者たちはそれぞれの請求額の5%~75%まで割り引かれた。

 

ちなみに、5%の助成は実質的にないに等しいため、患者を調査に参加してもらうために、いくらかの動機付けを行った。

 

そして、患者は3~5年の間、そのプログラムに参加した。

 

その結果、医療費が無料になっていた参加者は、それ以外が意の患者たちよりもはるかに多くの医療を消費していた。

 

総費用で比べると、満額助成の患者は助成なしのグループよりも45%も多く使っていた。

 

この45%の差はこの調査における限界医療に当たる部分。

 

つまり、一部の人は受けるけどそれ以外の人は受けない医療。

 

ところが、この実験では、医療費に大きな差があったにもかかわらず、患者グループ間に検出できるほどの健康の差は見られなかった。

 

健康状態を測定するために、調査の前後で参加者全員に広範囲な健康診断が行われた。

 

この健康診断では、血圧、肺活量、歩くスピード、コレステロール値などの22の生理検査が含まれていた。

 

さらに、詳細にわたるアンケートで、全体的な健康状態について、身体機能、役割機能(仕事など)、メンタルヘルス、社会的な健康、全般的な健康認識の5項目が測定された。(2)

 

全体的な健康状態の5項目については、全てのグループが同じような結果を示した。(3)

 

22の生理検査では、拡張期血圧の一点だけ、満額助成グループに(他のグループと比べて)統計的に優位な改善が見られた。(4)

 

(これは単なる偶然かも)

 

また、医師はどちらのグループかを見分けることができなかった。

 

両方のグループで、診断の重要度と治療の妥当性には統計的な差はなかった。(5)(6)

 

限界医療は少なくとも医師の目には、「効果の低い医療」ではなかったのです。

 

ちょっと一言

医療費が無料であろうがなかろうが、健康状態はかわらず、なぜか無料の人たちは多くの医療費を使っていました。

 

まぁ、手軽に行きやすいっていうのが最大の要因な気がします。

 

また、今回の実験では、医師がどちらかを見抜けなかったので、わざと高い治療をしたとは考えられません。

 

まぁ、すくなともちょっとは医療費を払ってもらった方がいいのかもしれませんね。

 

 

スポンサーリンク
 

スポンサーリンク
 


他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!  
カテゴリー一覧
 カテゴリー

-社会心理学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

スポンサーリンク