社会心理学

スポーツファンの心理と脳科学!~スポーツに熱狂する人たち~

投稿日:2018年12月1日 更新日:


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スポーツファンの中には、熱狂的な人たちがいます。

 

周りからしたら、ちょっと引いてしまうこともあると思います。

 

で、なぜそんなことになってしまうのか疑問に思ったことはありませんか。

 

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スポーツファンたちの心理!

プリンストン大学心理学者たちは、ある試合の動画それらしくつなぎ合わせて作成したものをレッドソックスとヤンキースのそれぞれの熱狂的なファンに見てもらった。(1)

 

そして、それを視聴している時に脳画像をとった。

 

試合の内容は自分たちのチームがとライバルチームの対戦、中立的なチームとの対戦、もしくは中立的なチーム同士の対戦だった。

 

それぞれの試合後、参加者には、自分の喜び、怒り、苦しみのレベルを報告してもらった。

 

その結果、自分たちのチームがライバルチーム打ち負かしたとき、または中立的なチームがライバルチームを下したときは、中立チーム同士の試合より多くの試合が生じた。

 

一方で、自分たちのチームが敗北するか、ライバルチームが勝利すると、強い怒りと苦しみがうまれた。

 

これは脳画像と自己報告、伴に一致していた。

 

喜びを司る脳の部位の活性化(腹側線条体-被殻、側坐核)は、参加者たちが嬉しいと報告した野球の試合とも関連していた。

 

また、痛みを司る部位(前帯状皮質と島皮質)の活性化は、苦汁を飲まされた試合と関連があった。

 

ようは、勝ち負けで嬉しかったり苦しかったりするのは脳科学的にも説明がつくということです。

 

面白かったのは、自分たちのチームが勝つことより、相手がどこであれ、ライバルチームが負けると、喜びが強くなることでした。

 

ライバル集団が苦しんでいることへの反応には、進化的に「組み込まれた」基盤があるかもしれませんね。

 

研究者たちは、「こうした脳のシステムは、基本的かつ原始的な報酬と疼痛を引き起こす状況に反応するものなので、おそらく私たちの進化の歴史の中から初期から発達してきた。しかし、集団間のやりとりにおける有益な面出にも脅威となる面にも適応的に対応できるように、これらの部位はさらなる進化を成し遂げたのかもしれない」と述べている。

 

さらに、参加者たちが脳画像の実験を受けて家2~3週間後に、連絡を取った。

 

ウェブ調査の質問には、ライバルチームかライバルでないチームのファンにヤジを飛ばしたいか、侮辱したいか、脅したいか、物理的に痛めつけたいかという内容に答えるものだった。

 

その結果、参加者たちはライバルでないチームよりライバルチームのファンに対して、こうした攻撃をくわえたいという望む傾向があった。

 

人間が集団に属すると、本能的に競争する心理が増幅されるみたいですね。

 

集団心理の作用とは?

サウザンプトン大学の心理学者たちは、二人の個人間と二つの集団間の相互作用を比較する多くの実験を行った。(2)

 

その結果、個人間よりも集団間の方がより競争的になることがわかった。

 

「個人-集団不連続性効果」と呼ばれるこの現象は、非常に頑健で再現性が高い。

 

その理由は、

 

第一に、個人に限定されるような利益にかなうよりも、自分たちの集団の利益にかなう方が、ずっと強欲的に思われにくい。

 

第二に、人間はその忠実な一員として自分たちの集団を贔屓しようと義務感にかられがちで、また強欲を感じるのとは程遠く、自分たちの集団の利益にかなうことを誇りとする。

 

第三に、競争への動機を他のたくさんのネガティブな特性と共に、個人よりも外集団に帰属しがちで、外集団は信用に足らず、警戒を必要するから。

 

最後に、人間が行ういかなる攻撃でも、個人的でなく、集団的な行為として見られる。

 

これは別に、スポーツファンに限ったことではなくて、どんな集団間でも起こります。

 

そして、個人を攻撃する「いじめ」もこれに該当します。

 

なぜなら、責任を拡散できるからです。

 

人間ってずるいと思うかもうしれませんが、生き残るための本能であることがそうさせてしまうのです。

 

だからといって、僕はそれが良いとは思いませんが。

 

ちょっと一言

人間が集団になると、脅威となる他の集団がうまくいかなると喜びを感じることがわかりました。

 

別に、スポーツファンでどこのチームを応援しようといいですが、行き過ぎには注意が必要ですね。

 

そんなことを言っている僕ですが、ワールドカップで日本の相手チームの誰かがレッドカードをもらったりすると、メチャクチャ喜んでました。

 

これはまずいかも・・・。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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