社会心理学

ウェルテル効果とは?~事故や事件の報道後になぜ同じようなことが繰り返されてしまうのか~

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今回は、ウェテル効果について紹介します。

 

知っている人は別に読まなくていいと思いますが、知らない人はこれを知っておくだけで知らないうちにネガティブになったりするのを防いでくれますので、とりあえず読んでみてください。

 

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ウェテル効果とは?

1774年、ドイツの小説家ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、『若きウェテルの悩み』という小説を出版しました。(1)

 

その中で、若く思慮深い主人公は、自分の愛した女性と一緒になろうとして失敗した後、自ら命を絶ちます。

 

そして、この本は、自分も同じような境遇にあると思ったヨーロッパ中の若者が同じように自殺をしていくきっかけになったのです。

 

やがて、この現象を「ウェテル効果」と名付けられました。

 

ウェテル効果の事例!

マリリン・モンローが自殺した1962年8月の翌日には、197件の自殺がありました。

 

そのほとんどが若いブロンドの女性で、スターの死を自分に重ね合わせたのかもしれません。

 

また、1980年代、オーストリアでは多くの男性が列車の前に飛び込んで自殺をしました。

 

2000年ごろには、香港では練炭自殺が多発し、2007~2008年には、南ウェールズで多数の10代の若者が首をつって自殺しました。

 

社会学者は、これを「行動の伝染」と呼んでいます。

 

このウェテル効果が発生するのは、人間が社会的動物だからだそうです。

 

まぁ、周囲の人間から学んだり、模倣したりしますのでそうかと思います。

 

ウェテル効果はなぜこんなに波及するのか!?

ウェテル効果はウェテル自身がそうだったように、犠牲者がロマンティックかつヒロイックに描かれ、多くの人の注目や共感を呼ぶような事件の後で、特にこの効力が発揮されることが判明しています。

 

ウェテル効果の大量発生は、必ずと言っていいほど大々的なメディアの報道後に起こるのは、それが理由です。

 

その結果、自殺報道の方法に関して、多くの国が厳しいガイドラインを設けています。

 

例えば、南ウェールズの字さ事件の際には、模倣自殺の数を増やさないために、警察がメディアに対し、この事件の報道をやめるように要請しました。

 

ちょっと一言

日本でも、芸能人が自殺した後に自殺者が増えるなんていうニュースを見た記憶がありますが、日本のそういうルールって、どうなっているのでしょうかね。

 

まぁ、基本的にニュースはネガティブなことばかりなので、見ないことに越したことはないと思います。

 

ほんの少し見ただけでも、感情って伝染してしまいますので。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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