「ストレス」って聞くと、なんだか嫌なイメージがありますよね。
ですが、同じ職場で働いていてもストレスに弱い人と強い人がいるはずです。
そんなことを疑問に思ったことはありませんか。
実は、ストレスは自分の感情で大きく意味合いが変わってしまうのです。
ストレスに強くなれるメカニズム!
障害を克服するためにできることやすべきことがあることに気付くときに、怒りは左前頭前野(強力な反応を司る脳の部位)を活性化させます。(1)(2)(3)
左前頭前野の作用によって、ゴールを目指し、問題を解決し、計画を立てて実行します。
怒りを感じて行動すれば、脳が活性化し、前向きで自分主体で行動ができます。(4)
怒りによってすべきことをして、強い意志で未来を前向きに感じられるのは左前頭前野の働きのおかげなのです。(5)
行動することも脳に関しても、今まで怒りはネガティブなイメージを持たれてきましたが、喜び同様に左脳で処理されているのです。(6)
ストレスは怒りで!?
カーネギーメロン大学の研究者たちは、恐れ、怒り、喜びを感じている人たちを比較した。(7)
すると、恐れを感じている人に比べ、怒りや喜びを感じている人は、例えば心臓発作に見舞われる、働き口を見つける、職業選択をする、円満な結婚生活を送るといった、自分ではコントロールできない出来事についてさえ、未来に対して楽観的な予測を抱いていた。
別の研究では、怒りや喜びを感じている人たちは楽観的なる傾向があるが、その楽観主義は同じものではなかった。(8)
喜びを感じている人たちは、自分の身に何か良いことが起きるだろうと考えるのに対して、怒りを感じている人たちは、良いことを自分で起こして見せようと考えていた。
研究者たちは、「怒りを感じている人たちの楽観主義は、世界に対してといことではなく、自分自身に対する信頼に近いだろう」と述べている。
ストレスを力に!
別の研究では、92人の成人を対象にし、9095から7を、6233から13を引く作業を繰り返すとか、ウェクスラー成人知能検査の数学の難しい問題を解くといったストレスに直面した時の状況を調べた。(9)
参加者は間違いを指摘され、もっと頑張るように、早く計算するように追い立てられ、他の人たちから遅れをとるぞと脅されていた。
問題を解きながら、不安と恐れを感じていた参加者は、心拍数や血圧、コルチゾールの分泌量が増加していたが、怒りを感じていた参加者の場合はこれらの数字が低かった。
ようは、怒りは自信と強さになるのですね。(10)
ちょっと一言
怒りを感じている人は、自分で良いことを起こして見せるという楽観的な予測をし、目の前の問題に立ち向かえると感じるため、ストレスを与えられてもストレスをあまり感じず、自信と強さを感じていたということがわかりました。
ちなみに、この「怒り」は他人に向けるということではなく、自分に向けるということです。
その怒りを自信に変え、困難に立ち向かえるのです。
そうすることによって、ストレスはストレスではなくなくなり、むしろストレスを力に変えられるようになるのです。
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