ストレス

情報量が多いせいで脳は疲れる!~情報過多のストレスで正しい選択ができなくなる!?~

投稿日:2018年8月14日 更新日:


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インターネットの普及により、理論上は自分の欲しい情報がすぐに手に入るはずですよね。

 

しかし、データが増えれば増えるほど、何を読めばいいのか難しくなることはありませんか。

 

こういう現象「情報失明」といいます。

 

これは、一面の雪をみていると木と地面を見分けられなくなることを意味しているように、情報もこれと同じことが言えます。

 

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情報が多くなるほど・・・

2004年、コロンビア大学の研究グループが情報失明に関する調査結果を発表し、401(k)(税制上の特典がある個人年金制度)に申し込む人とも仕込まない人がなぜいるのかについて調べした。(1)

 

この調査は、401(k)個人年金への加入の機械を与えられた数百の企業のほぼ80万人を対象にして行われた。

 

多くの労働者にとって、この老後プランに加入することは簡単な選択だったはず。

 

401(k)は税制上大きな特典があり、しかも企業はそれに加えてそれなりのご褒美を用意していた。

 

または、報奨金をストレートに払う企業もあった。

 

労働者がふたつの401(k)プランに関する情報を提供された企業では、75%が加入していた。

 

労働者たちは調査員に、加入するのは当たり前だと思っていたと語った。

 

「二つのパンフレットを読み、納得いく、退職後の預金の増え方が大きい方を選ぶことだけのことだった」と。

 

他の企業でも、たとえ提示されたプランの数が増えても、加入者は相変わらず多かった。

 

25の異なるプランを用意された場合でも、72%が加入した。

 

ところが、30以上のプランを用意されると、状況は変わった。

 

記者のチャールズ・デュヒッグのからの事実確認のメールに対する返信に、この調査報告書の主執筆者タッカー・クマンとその 79 同僚シーナ・セチ=イヴァンガーは次のように書いている。「分析によって見えてきたのは、他の すべてが同じならば、選択肢が10増えるごとに加入率が1.5~2パーセント下がることでした(加入 率が最高75パーセントだったのは、二つの情報を提供されたときでした)……選択肢が増えるにつ れて、加入率が低くなりました。報告書の図5-2のグラフを見ていただくと、選択肢が31になると 加入率が一気に下がるのがおわかりになると思います」

 

受け取る情報量が多くなりすぎると、正しい選択ができなくなり、時にはどれも選ばなかなってしまうこともあった。

 

例えば、39のプランを提示されると、401(k)に加入する率は65%まで下落し、60のプランを提示されると、53%にまで落ち込んだ。

 

調査結果によれば、「選択肢が10増えるごとに、加入率は1.5~2%下がった。」

 

401(k)の加入は正しい選択だったにもかかわらず、情報量が多くなりすぎると、人はパンフレットを見なくなってしまう。

 

スイスのザンクトガレン大学の情報過多の専門家、マルティンエプラーは「多くの事例で、同じような傾向がみられる。一般的には、関連情報をより多く受け取ると、決断の質は良くなる。しかしデータが多くなりすぎると、脳はある限界点に達してしまう。人の意見を無視するようになり、間違った選択をしたり、情報に向き合うことを拒否したりする」と言う。(2)(3)

 

情報が多い時は分解しちゃえ!

情報失明が起きるのは人間の脳の学習能力の進化の結果だそうです。

 

人間の脳は、小さな断片に分割することに優れています。

 

例えば、レストランでワインを注文しようと思った時、多すぎてどうしようか困ったことはありませんか。

 

ですが、脳は二者択一にすることにより、整理し、細かくカテゴリー分けし、最終的に比較して、今までの自分の好みを思い出し、決定するのです。

 

整理(白か赤か)→赤、カテゴリー分け(高い方か安い方か)→安い方、比較(AかBか)→Bが好きだ(決定)ということを無意識にやっているのです。

 

ですので、情報失明に陥りそうなときはこれを試すのもありです。

 

ちなみにこのプロセスを「選別」、または「足場づくり」と呼ばれています。

 

コロンビア大学の、意思決定について研究しているエリック・ジョンソンは、「私たちの脳は物事を二つか三つにの選択肢に還元する。そこで、多数の情報に接すると、私たちは自動的にそれを、脳のフォルダー、フォルダーの中のサブフォルダー、そのまたサブフォルダーに分類しようとする」と言う。

 

たくさんの情報を分解して消化する能力が、人間には備わっています。

 

どのフォルダーを開けばいいのか覚えておけば、その時に適切な情報を開くことができます。

 

ワインについて、初心者と専門家が選ぶ速度が違うのは、単に情報が多いか少ないということが一つ挙げられます。

 

ではどうすれば、情報を覚えやすくなるのでしょうかね。

 

ニューヨーク大学の非流暢性を研究してきたアダム・オルターは「重要なのは、なんらかの作業をすることだと思われます。新しい単語を覚える時、それを使って文章を作れと命じると忘れにくいものです。それを使った文章を書かせると、会話でも使えるようになります。また文章が読みにくいと、それについてより深く考えるようになり、そして理解するために、余計な時間と労力を注ぎ込むのです」と言う。

 

オルターは実験を行う時に読みにくいフォントでプリントされた教材でを用いるようで。

 

読みにくいとそれだけ集中してして読むようになるみたいです。

 

ワインでも401(k)でも、1つずつ自問自答していけば、分解され、それが集約されていくということです。

 

また、情報がわかりにくいほど、深く学べるチャンスでもあります。

 

記者のチャールズ・デュヒッグの事実確認のメールに対し、オルターは、 非流暢性について次のように説明している。「非流暢性とは、ある特定の情報を処理しよう(意味 を理解しよう)とするときに、人々が経験する精神的な不自由さの意識――複雑な言葉、凝ったフ ォントで書かれた文章、背景と同じような色で印刷された文字、記憶の中のうろ覚えのアイディア を描き出すこと、必死に電話番号を思い出そうとすること、などなど――である。データを操作し 81 ようとか使ってみようとするまでもなく、そもそも経験それ自体が非流暢性なのだ。これらの一部 が、どのようにデータを定義するかのきっかけとなる――つまり、『データ使用』をすべての認知 処理として考えるなら、おそらく定義は情報の源に近づいていくのだ

 

オルターは読みにくい文章を用いた最近の研究についての記者のチャールズ・デュヒッグへのメールに次のように書いている。「私の友人、同僚の中には『読みにくい文字を使っても数学の問題解決の役には立たない』という文献を 書いている。

 

これは、いかに効果について細心の注意が必要か、少なくとも一つの効果(認知反射 テストの効果)の再現がいかに困難であるかを示している」

 

記者のチャールズ・デュヒッグの事実確認のメールへの返信に、アダム・オルターは彼のノートを引用し、さらに詳しく述べ ている。「非流暢性は学習を長持ちさせ、より理解を深めるはずです。私たちは減衰率について多 くを述べていませんが――情報がどのくらい長い時間保持されているか――情報をより深く処理 していると、長持ちするということ……情報をより詳しく説明すればするほど記憶できる。これは 認知心理学の一般的原理です。『風船』という単語を覚えてください、と言われたとき、空に飛ん でいく赤い風船を思い描いたり、風船を持ったヒヒを考えたり、すでにメモリ・バンクがいっぱい のところへ単語をただ詰め込もうとする以外のことをするほうが、ずっと簡単に覚えられるはずです」。

 

ちょっと一言

情報が多すぎると、間違った選択をしたり、見向きもしなくなることがわかりました。

 

ですので、情報が膨大な時はある程度カテゴリー分けなどをして、的を絞って情報を選ぶと、ただしい選択ができるようになるということです。

 

また、覚えられるチャンスだと思って、情報の多さに向き合ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

分解しながら一つずつ考えれば、理解できて、自ずと集約ができ、覚えられますから、一見無駄に見えて、一番の近道ではないかと思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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