時間

時間的な報酬と金銭的な報酬って一体どっちの方が良いの!?

投稿日:2021年11月30日 更新日:


 

今回は時間的な報酬と金銭的な報酬どちらが良いのかということについてです。

 

業績を認める少額の賞与の代わりに短い時間という報酬を与えれば、人事部門がタイム・プア(時間貧乏)と闘う助けになります。

 

時々200ドル分の金券を与えるのに替えて、タスクラビットやウーバーのようなサービスを通して、従業者が自由時間を得られるようにお金を出してあげるのは望ましい変更で、その分従業者はタイム・リッチになれます。

 

ですが、実際は休暇の場合と同じように、従業者は時間を節約できるサービスの引換券もあまり利用しないのです。

 

スポンサーリンク
 

 

時間を節約する報酬は人気がない!

207の企業(従業者20万人)のデータからは、時間を節約できるオプションを報酬として提供する企業は80社に満たないことがわかっています。(1)

 

それらの企業では、従業者の3.2%しか、時間を節約できる報酬を利用しなかった。

 

一方で、本のような物品と引き換えられる報酬は、67%の従業員が利用した。

 

これは、従業者が時間を節約できる報酬を贅沢すぎると見なしているわけではないです。

 

特に、現金やギフトカードで物品を購入できる場合と比較した時にはなおさらです。

 

この嫌悪感を解消できるかもしれない方法には、従業者の報酬の使い道を、望ましい時間に的を絞った決定に限るというものがあります。

 

時間を報酬として与えると!?

スタンフォード大学の研究者たちが行った予備研究では、医師たちに、時間を節約できるクレジット(サービスの引換券)を報酬として与えた。(2)

 

同僚を手伝ったり、進んで代講を引き受けたり、学生のためにメンタリングをしたりといった、いつもの正式に価値を認められるとは限らない医師たちに、クレジットを与えた。

 

ある医師は次のようにコメントした。

「誰かの代行を引き受けたら、クレジットがもらえ、それを食料品や雑貨の注文に使えます。私は店まで行く時間がないからです。そのクレジットは、助成金の申請書を書くのを手伝ってもらったり、講演をする時にプレゼンテーションの手助けしてもらったりするのにも使えます。クレジットは、時間を取り戻す上で、本当に役立っています」

 

またある医師は、出産後の妻を助けるために、クレジットを使った。

 

別の医師は、自分がオフィスを不在にしている間、その穴を埋めてくれることになっている同僚に、クレジットの一部を譲った。(3)(4)

 

思いがけずこうしたクレジットをもらった医師たちは、ワークバランスが向上し、仕事をやめたいという気持ちが薄れていったことを報告した。

 

時間の節約になるサービスの引換券を従業者に利用させるには、時間に基づく報酬に金銭的価値をを付与するというサービスがあります。

 

従業者が有給休暇をとったり、時間を節約できる報酬を利用したりしやすくするには、企業は従業者の金銭第一というマインドセットに訴え、時間の節約を金銭的なもののように見せることができます。

 

時間的価値と金銭的な価値を比較させると!?

非金銭的なな報酬に金額を添えると従業者の関心が高まるかどうかを試すために、ブリティッシュ・コロンビア大学のアシュリー・ウィランズたちは、3000人以上のアメリカ人を対象に、8つの調査を行い、従業者の候補者たちに、次のほぼ同じ仕事のどちらかを選んでもらった。(5)

 

・10万ドルの給料と2週間の休暇

・9万ドルの給料と3週間の休暇

 

すると、4分の3が給料の高い仕事を選んだ。

 

一方、休暇を給与に換算して提示するという方法も試した。

 

・10万ドルの給料と2週間の休暇(給料3846ドル分に相当)

・9万ドルの給料と3週間の休暇(給料5192ドル分に相当)

 

その結果、給料の高い仕事を選ぶ人の割合は50%に落ちた。

 

有給休暇以外の恩恵(例えば医療)を示し、金銭的な価値を添えた時にも、同じような効果が見られた(ただし、新入社員向けの給料が低い仕事では効果がなかった。そうした仕事を行う従業者は、金銭への関心がはるかに高いから)。

 

このように、時間をお金として売り込むのは、とても重要な人材募集戦略のようです。

 

求職者は、そのような戦略をとる雇用者は従業者のことを心から気遣い、ワークバランスに配慮していると思う、と報告したからです。

 

そして、企業はさらに別の恩恵にも浴することができるかもしれません。

 

それは多様性の向上です。

 

女性は、多忙な仕事も男性に劣らずこなせますが、そうした仕事はあまり望ましくないと見ていることが多いのです。(6)

 

だから、単純でコストがかからないこの戦略を使えば、企業はもっと家族にやさしく見え、従業者が提供された有給休暇を全部とったり、時間を節約できる報酬をすべて利用したりするのを許すように思われているので、多くの女性が就職を希望するでしょう。

 

ちょっと一言

これは男女ともに有益だということです。

 

ただ、特に女性が恩恵を受けやすいみたいということも言えますよね。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-時間

執筆者: